函館の五稜郭を、タワーの上から観た。丁度新緑の季節で、西洋風の城郭が凄い迫力で、バーンッ!と迫ってきた。なんというか、息を飲む光景だった。同時に、元幕僚の榎本が五稜郭で死ねない気持ちがわかったような気がした。高い天守閣と違い、枕にして討ち死にできる形ではないのだ。城郭のデザインが、「生き延びろ」と言っている気がした。死に場所を探した土方と違い、榎本はそれを選んだのかもしれないと感じた。