2003年07月29日(火) |
ポイントは、自分に対する投資 と 金融資産に対する投資 との「バランス」です |
【お知らせ・・】
● 弊所 代表 姜(かん)が 日経マネー9月号 にて 【読者の家計・資産運用 ズバリ診断】を執筆しています。
< 今回は 起業準備中の会社員に対するアドバイスです・・ >
こんにちは、カン です。
「灯台下暗し」と云いますが、 なにやら根本のところで勘違いされている方がおられます。
皆さん、それぞれ お仕事 を持っておられますよね。
(実は)資産運用にとっていちばん大切なことは 【お仕事の充実】なのです。
(言うまでもなく)皆さんの生活の源 は “お仕事からの収入”であり、
皆さんの『 キャリアプラン』 が 順調に推移することで収入の安定が図られ、 それが資産運用にもよい影響を与えるのです。
つまり、
【お仕事の充実】→【収支の健全化】 →【資産運用の原資作り】 ですね。
ちなみに、ライフプランニング とは、 キャリア・プランニング + ファイナンシャル・プランニング のことです。
(ベクトルとしては)『キャリアプラン』→ 『ファイナンシャルプラン』であり、
『ファイナンシャルプラン』 → 『キャリアプラン』では決してないのです。
(そんなところで) Aさん に登場していただきましょう。
Aさんは今、 資産運用 に強い興味を抱いています。
自分なりに勉強して、 金融商品もいくつか購入してみました。
「そうか・・。やっぱり 株式 だな。 へえー、こんなに儲かるのか。
よし、仕事はいいかげんにして、 資産運用にもっと時間を割いてがんばろう!・・」
皆さん、どう思われますか?
これって 本末転倒 ですよ。
Aさんはまず、自分の 「メインのお仕事」を馬鹿にしています。
そして「毎月給料をもらうように 資産運用 でお金儲けができる・・」
と思い込んでいる点では、 資産運用自体も馬鹿にしていますね。
< こういう方は(お仕事でも、資産運用においても) 成功するはずがありません・・>
お仕事 とは 自分に対する投資 であり、
その「投資効率」は(努力しだいで) 非常に高くなり得るのです。
いいですか、 【皆さん自身が 最強の資本 なのです・・】
毎月25万円のインカムをもたらし、 年に2回 特別利息(ボーナス)が期待できる 金融商品 なんて存在しません。
金融資産に対する 投資 (資産運用)は、あくまで サブの仕事 です。
ただし、メインの仕事 の 「不確実性」に備えるため、 また将来の「不確実性」に備えるため、
「サブの仕事にも、時間と労力 をかけてくださいよ!」 とわたしは主張しているのです。
(ほんと)お仕事 に割かれる 時間と労力 の 10分の1ほどで結構なのです。
ただし、(メインの仕事と同じで) 継続して取り組む姿勢 が大切ですよ。
はい、ここで Bさん の登場です。
「サブの仕事も大切だとは思うけれど (メインの仕事が忙しいから) サブの仕事に割く時間はとても作れないよ・・」
フム、フム・・。
(実は)Bさんのような方のために、 私どもの仕事が 存在するのでしょうね。
どういうことか・・?
【サブの仕事に 時間と労力 をかける代わりに、 信頼できるアドバイザーに 時間と労力 をかけさす】 ということです。
< これって、一種のアウトソーシングですね・・>
この場合、 当然『コスト』がかかってくるのですが、
ポイントは、
かけるコストの大きさ と 効率的にサブの仕事が管理できる、
そのベネフィット(便益)の大きさ を 天秤にかけてよ〜く考えてみることなのです。
長い目で見て、信頼できる (もちろん技術を持った)アドバイザーに
かけるコスト以上のベネフィットが 期待できると思うのならぜひお試しください(笑)
そして、サブの仕事にかけていた 時間と労力 を 削っていただき、メインのお仕事 に全力投球するのです。
そして、
【お仕事の充実】→【収支の健全化】→ 【資産運用の原資作り】の 王道 を突き進む、 というわけです。
今日のお話の 分水嶺・・。
要は、皆さん自身が 資産運用 を (長きにわたって関わることになる) サブのお仕事 と思えるかどうかなのです・・。
カン・チュンド
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