コラム 金財茶房 〜 投資のゴマはこう開け!〜


2003年08月19日(火) 世界の海で 魚 を釣りましょう


初回面談でお客さまとお話をしていると、
半ばあきらめムードで

「姜(かん)さん、株 はダメだよ。儲からないもの・・」
とおっしゃる方がおられます。

(この言葉には 実感 がこもっている場合が多いです・・)

仮に Aさん がこの10年間(93年〜03年)
日本の株式 にお金を託していたら、結果は散々でした。

93年 8月 日経平均株価 20,000円強
03年 8月 日経平均株価 10,000円弱

(なんと 半分 になっています・・)
これだと「儲からない」と言いたくなりますね。

しかしAさんは 株式に投資をする時、
日本の市場(いちば)しか見ていなかったのです。

< ここで 投資 を 魚釣り にたとえてみましょう >

         
私たちは『お金を育てる』という場合、
東京湾 で魚を釣ることを“前提”としていないでしょうか?

【釣り場は 世界中にあるのに!】

もちろん 本当の 釣り なら、
オーストラリアまで出掛けていくのはたいへんです(笑)

(コストも時間もかかります)

しかし、資産運用 という釣りでは、
特別なコストはかからないのです。
         
皆さん、東京湾のみで 釣り(投資)をするのは
「もったいない」と思いませんか?

(投資の機会 を逸していますね・・)

【釣り場は 世界中にあるのに!】


さて、世界の海 で釣りをする場合、
いちばんメジャーな投資手法は

「日本以外の先進国群 に釣糸を垂らす」
というやり方です。

例えば MSCIコクサイ という指数があります。  

93年 8月  約400ポイント
03年 8月  約880ポイント

(2倍以上になっているでしょう)

つまり、この10年間で
日経平均に連動するファンド と
MSCIコクサイに連動するファンド に

50:50 で投資していれば、
結果リターンは 立派なプラス になっていたのです。


【MSCIコクサイ指数とは、
モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル
(MSCI)が開発した株価指数で、

日本を除く 世界主要先進国22カ国
(2002年6月末現在)で構成されています】


(もちろん)本当の 釣り なら、
東京湾で、オーストラリアで、ヨーロッパで、
同時に釣糸を垂らすこと はできません。

しかし、資産運用という 釣り では
それが可能なのです。
         
(これを世間一般では「国際分散投資」と云います・・)


◆ つまり、皆さんが投資を行う際には
【世界の海】を思い浮かべていただきたいということ・・。

皆さんがいろいろと考えられる 投資の戦略 は、
実は 井の中の蛙 なのかもしれません。

また、皆さんは釣りをする時、
たった一度の漁で
すべての魚を釣ってしまおうと思いますか?
        
【釣り(投資)には 何度でも出ればよいのです・・】


世界中の海に何度出ようが、
資産運用であれば特別なコストはかかりません。
        
(これを世間一般では「時間の分散」と云います・・)


わたしのメッセージは明快ですよね。
「世界の海で 魚 を釣りましょう!」


カン・チュンド


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