コラム 金財茶房 〜 投資のゴマはこう開け!〜


2003年10月21日(火) 昭和43年・・


こんにちは、カン・チュンド です。

さて、わたしは
昭和43年(1968年)生まれです。
(それがどうした?)

人は誰でも「自分が生まれた年に、
どんなことが起こったのだろうか?」
と一度は考えるものではないでしょうか・・。

(そんなものかな・・)

昭和43年・・、

日本のGNP(国内総生産)は
西ドイツを抜いて世界第2位となります。

ビートルズが(ホワイト・アルバムの名で知られる)
The Beatles を発表します。

ソ連軍を主力とするワルシャワ条約機構軍が
チェコスロバキアに侵入し、
武力介入に抵抗する市民数十人が射殺されました。 

いわゆる「プラハの春」です。


日本のサラリ−マンの平均月収は5万円台で、
大学・短大への進学率は約17%でした。

この年、ロバート・ケネディ、
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア が暗殺されます。

そして、日本では
『人生ゲーム』が発売されました。

「人生、山あり谷あり・・」
というテレビCMが流行したのだそう・・。


(おそらく)わたしが
小学生の時に興じた『人生ゲーム』は
2代目か、3代目くらいだったのでしょう。

このゲームは(もともと)
アメリカから輸入したものなのですが、

わたしとしては「すごろく」の感覚と、
人生の出来事 をおもしろおかしく体験できるという意味で、
小学生の一時期 毎日のようにやっていました。

販売元のタカラが
人生ゲームオフィシャルサイトを開いています。
こちら。


さて、『人生ゲーム』をやったことがある方なら
「自動車コマ」を覚えているはずです。

ルーレットを回してコマを進めると

『男の子が生まれる。車に乗せ、
みんなからお祝い金2,000$ずつをもらう』
というマスに止まったりします。

そして、「自動車コマ」に水色の
(男の子)棒を差すのです。

そうすると「おい、また子どもできたんかー」
と必ず冷やかされたものです(笑)


そういえば、この『人生ゲーム』の中には
生命保険の証券 もありました。
(株券もありましたね・・)

小学生のわたしは『人生ゲーム』を通じて、
お金の概念、一生という時間の仮想体験、

また現実生活における知識・
ノウハウの欠片のようなものを
学んでいたのかもしれません。

(会社をクビになる、出世する、
保険に入る、貯蓄する ということも、
当時のわたしには まさしくゲーム だったのです)

そしてまたルーレットを回すと、

「物置からボヤがでて10,000$はらう。
火災保険にはいっていれば1回休むだけでよい」
というマスが・・。

(そうそう、火災保険、自動車保険の証券もありました・・)


さて、今風の『人生ゲーム』は
どんなふうになるのでしょう・・。

公的年金、リストラ、キャリアアップ、
財政赤字、外貨預金、介護、相続の問題などが
絡んでくるのではないでしょうか。

もちろん『人生ゲーム』は私たちの専売特許ではありません。


皆さんのお孫さんの世代にも
『人生ゲーム』は存在するのです。

16世紀には16世紀の『人生ゲーム』が存在しました。


今から100年後のルーレット
(あやふやな未来の選択肢)では、

果たしてどんなチャンスがあり
どんな危機が襲ってき、
またどんなリスク回避の方法が存在するのでしょうか?

(まだまだ希望に満ちて、
 ヒトは子どもを作ったりするのだろうか・・?)


人生ゲームの中身は違っても、

人生というマスを歩んでいくことに
変わりはないのでしょう。


おまけ・・)

上記ウェブサイトでは 初代の人生ゲーム を探しているのだそう。
あなたの家の押入れに眠っているかも・・(笑)


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