こんにちは、カン・チュンド です。
さて、わたしは 昭和43年(1968年)生まれです。 (それがどうした?)
人は誰でも「自分が生まれた年に、 どんなことが起こったのだろうか?」 と一度は考えるものではないでしょうか・・。
(そんなものかな・・)
昭和43年・・、
日本のGNP(国内総生産)は 西ドイツを抜いて世界第2位となります。
ビートルズが(ホワイト・アルバムの名で知られる) The Beatles を発表します。
ソ連軍を主力とするワルシャワ条約機構軍が チェコスロバキアに侵入し、 武力介入に抵抗する市民数十人が射殺されました。
いわゆる「プラハの春」です。
日本のサラリ−マンの平均月収は5万円台で、 大学・短大への進学率は約17%でした。
この年、ロバート・ケネディ、 マーティン・ルーサー・キング・ジュニア が暗殺されます。
そして、日本では 『人生ゲーム』が発売されました。
「人生、山あり谷あり・・」 というテレビCMが流行したのだそう・・。
(おそらく)わたしが 小学生の時に興じた『人生ゲーム』は 2代目か、3代目くらいだったのでしょう。
このゲームは(もともと) アメリカから輸入したものなのですが、
わたしとしては「すごろく」の感覚と、 人生の出来事 をおもしろおかしく体験できるという意味で、 小学生の一時期 毎日のようにやっていました。
販売元のタカラが 人生ゲームオフィシャルサイトを開いています。 こちら。
さて、『人生ゲーム』をやったことがある方なら 「自動車コマ」を覚えているはずです。
ルーレットを回してコマを進めると
『男の子が生まれる。車に乗せ、 みんなからお祝い金2,000$ずつをもらう』 というマスに止まったりします。
そして、「自動車コマ」に水色の (男の子)棒を差すのです。
そうすると「おい、また子どもできたんかー」 と必ず冷やかされたものです(笑)
そういえば、この『人生ゲーム』の中には 生命保険の証券 もありました。 (株券もありましたね・・)
小学生のわたしは『人生ゲーム』を通じて、 お金の概念、一生という時間の仮想体験、
また現実生活における知識・ ノウハウの欠片のようなものを 学んでいたのかもしれません。
(会社をクビになる、出世する、 保険に入る、貯蓄する ということも、 当時のわたしには まさしくゲーム だったのです)
そしてまたルーレットを回すと、
「物置からボヤがでて10,000$はらう。 火災保険にはいっていれば1回休むだけでよい」 というマスが・・。
(そうそう、火災保険、自動車保険の証券もありました・・)
さて、今風の『人生ゲーム』は どんなふうになるのでしょう・・。
公的年金、リストラ、キャリアアップ、 財政赤字、外貨預金、介護、相続の問題などが 絡んでくるのではないでしょうか。
もちろん『人生ゲーム』は私たちの専売特許ではありません。
皆さんのお孫さんの世代にも 『人生ゲーム』は存在するのです。
16世紀には16世紀の『人生ゲーム』が存在しました。
今から100年後のルーレット (あやふやな未来の選択肢)では、
果たしてどんなチャンスがあり どんな危機が襲ってき、 またどんなリスク回避の方法が存在するのでしょうか?
(まだまだ希望に満ちて、 ヒトは子どもを作ったりするのだろうか・・?)
人生ゲームの中身は違っても、
人生というマスを歩んでいくことに 変わりはないのでしょう。
おまけ・・)
上記ウェブサイトでは 初代の人生ゲーム を探しているのだそう。 あなたの家の押入れに眠っているかも・・(笑)
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