こんにちは、カン・チュンド です。
1万円札の 福沢諭吉 は どれも同じ顔をしていますが、
手にする人によって、 彼の顔の「意味合い」は大きく異なります。
例えば、14年かけて 1,000万円 を貯めたAさんの場合・・。
Aさんにとってこのお金は (まさしく)血と汗の結晶であり、 14年間の活動の集大成です。
かわいくて仕方がないですね。 どうしましょう?
預金しておきましょうか、 それともタンスの奥にしまっておきましょうか?
Aさんは慎ましやかに生活をし、 1日一回は 福沢諭吉 の顔を思い浮かべています。 (すでに、福沢さんへの「愛」が芽生えています・・)
しかし、愛しさが募るほど、 憎しみも100倍になると云いますね。
なにかの拍子に緊張の糸がプツリと切れて、 いざ福沢氏を手放し始めると (なくなってしまうのは)案外早いものです。
ここで一家言)
◆ お金を愛しすぎないこと。
一方、祖母から 1,000万円 を相続するBさん・・。
Bさんには、 福沢諭吉の顔が複雑に見えます。
時に微笑んでいるようで、 時にしかめっ面なのです。
Bさんは困惑します。
しかし、福沢氏が彼の元に やってくるのは確実なのです(ニコッ)
(言葉は悪いですが) まさしく 棚からぼた餅 ですね。
しかし所詮は ぼた餅 ですから、 Bさんには「福沢氏がかわいくて仕方ない」 という 感情 は湧いてきません・・。
そして 相続 が発生しました。 ぼた餅 はBさんの側で胡坐をかき始めます。
なんとなく気になるBさん・・。 (背中がこそ痒くなります)
しばらくすると ぼた餅 が Bさん にささやき始めました。
「わたしをこのまま置いておくの・・?」と。 そもそも(発端は)ぼた餅 なのです。
自分が欲していたわけではありません。 「別に要るものに使ったって・・」
そう思った瞬間、 Bさんは ぼた餅 のペースに嵌ってしまいます。
福沢氏を手放すBさんは、半ばあきらめ顔・・。 (もともと愛情なんてなかったわけですから)
福沢氏の顔が どんどん意味のないモノに変化していきます。
いつの間にか、ぼた餅たる 福沢氏 は Bさんの元からすっかりいなくなってしまいました。
ここで一家言)
◆ 気持ちのないお金は暴走します。
その他、 宝くじで当たった1,000万円もあれば、
15室のワンルームマンションから 上がってくる家賃としての1,000万円もあります。
東芝の株式1万株と参天製薬の株式 5,000株で勘定する1,000万円もあります。
はたまた会社の支払い口座から横領した 1,000万円もありますね。
福沢諭吉さんは 私たちにさまざまな表情を見せてくれます。
時に、あなたの「悪魔」にも 「神様」にもなります・・。
彼と対峙するには 相当なエネルギーがいるのですね。 (もちろん 哲学 も)
あなたは多数の福沢氏と 向き合う準備ができていますか・・?
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