コラム 金財茶房 〜 投資のゴマはこう開け!〜


2004年01月27日(火) もうひとりの私


こんにちは、カン・チュンド です。

寒中お見舞い申し上げます。

実は最近、
「もうひとりの私」が次のように囁いているのです。

「辛口コラムは 質の低下 が起こっているね・・」

ギクッ(汗)

わたしは少々焦りながら、自分に問うてみます。

いちばん最初に この日記(コラム)を付け始めた頃、
今より 熱い気持ち を抱いていたのではないか・・。

(正直)今年に入って
惰性でコラムを書いている面があります。


わたしは毎日、
膨大な量の「情報」と接していますが、

(なんと言えばよいのでしょう)
情報のエキスが流れる方向に、

ただ口を開けているだけの自分がいるようで、
時々ぞっとします。

もう一度 原点 に帰る必要があるようです。

< 頭の中をリセットさせること >


(例えば)わたしが
このコラムを書きながら感じていることも、
「情報」の一種です。

「これを深く掘り下げていないのではないか。 
咀嚼できていないのではないか・・」

また、「もうひとりの私」が囁きます。


「でも、僕だって 忙しいんだ・・」
「ほー、生意気な口をきくね。

そんなに早く表舞台に出たいのかい。
有体のことを、杓子定規に、
笑顔をもってわかりやすくお話する、
お人形のようなファイナンシャルプランナーになりたいのかい?」

無言・・。


「君にしか表現できない 果実(ノウハウ)を育てないと、
どのみち長くは持たないよ・・」

でも、忙しい・・(苦笑)

「その言葉に甘えていると、
たちまち 情報 を噛み砕く力が衰えるよ」

ゾッ(汗)

書くことは、
相手に自分の考えを伝える「鍛錬の場」であり、

自分の考えを整理・発展させる
「孵化の場」でもあります。 


◆ 人は書くことによって、
  成長の場を与えられるのです。


わたしがいちばん最初に
この日記(コラム)を付け始めた頃は、
こう思っていました。

2歩下がって、3歩進む・・。  

量より質・・。


初心 とは、
大地に染み込む 水 のように(いつのまにか)
その大切さを忘れてしまうものなのですね。


情報に価値があるなんて、嘘だ。 

情報を咀嚼する 力 に価値があるのだ。
「もうひとりの私」がそう云ってくれます。


わたしに今欠けているのは
「情報」を噛み砕く 意欲 なのかもしれません。


追伸)

考えてみますと、情報 と お金 は似ています。
どちらも油断すると とたんに振り回されます(笑)



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