こんにちは、カン・チュンド です。
「今から20年後」のことをイメージしてみてください。 そう云われたら、あなたはどうしますか?
私たちは 未来 のことを想う時、 たいてい 現在 を起点に考えます。
20年後の世界は「今の先(延長線上)にある」と 無意識に思いがちなのです。
(断っておきますが)今から20年後のことなんて、 誰にもわかりません(笑)
仮に予測できたとしても、 そんなもの当てになりません。
(予測とは当たらないから、予測 というのです 笑)
私たちが考える以上に、 これから20年で実にいろいろな変化が起こるでしょう。
なぜなら、今までの20年でも (信じられないくらいの)変化 がありましたから・・。
(シンプル・・)
変化 の本質とは、 地図 が入れ替わってしまうことです。
地図 とは、私たちがさまざまな場所へ行く際に なくてはならないものですね。
「世界はこのように在るよね・・」という 前提 が 地図 には載っています。
その 地図 が入れ替わるとは、 「物事の前提」が崩れてしまう ということです。
(当然、いろいろなストレスが発生します・・)
実は、この「地図 が入れ替わってしまうこと」こそが 経済成長のダイナミズム なのです。
< 変化のないところに 成長 はありません >
そして 投資 とは、 このダイナミズムの「果実」を受け取ることなのです。
今日の世界では、カネ・モノ・ヒトが、 さまざまな国の上空を行きかっています。
もはや「日本の経済は・・」 「イタリアの人口は・・」 「アメリカの失業率は・・」
というように、ひとつの国を起点として 経済 を語ること自体、難しくなっています。
例えば、アメリカです。
アメリカは、 自分の国の通貨が世界中で通用するので 「為替の痛み」に鈍感ですね。
(当然)通貨の価値 についても鈍感です。
アメリカは(自国の都合で) せっせと「アメリカドル」を刷り続けているわけですが、
あまり意味のない、 価値のない「アメリカドル」が充満すると 「ドル」そのものの価値が下がってしまいます。
(かつてのイギリスのように?)
「アメリカドル」はほら、 金(ゴールド)とちゃんと交換できるよ、
価値の裏づけがあるんだよ、 という「金本位制」が停止となって33年が経ちました。
今後「ドル」の権威が揺らげば、 世界のあちこちで歪みが出てくるでしょう。
たとえば「ユーロ」に もう少しお金を分散しておこう、など・・。
< これも 地図の一部が入れ替わることなのです >
わたしはよく「三角形」の話 をします。
「アメリカドル」だけ、というのは、一点 です。 面 も 線 もありません。
しかし「ユーロ」があれば、二点 ですね。 選択の 線 ができます。
そして、 三点目 があればなおいいです。ね?
(線 が 面 になります・・)
それが「アジア」になります。
それも「東のアジア」なのです。
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