コラム 金財茶房 〜 投資のゴマはこう開け!〜


2004年03月02日(火) 資産は 収益性・・


こんにちは、カン・チュンド です。

皆さんが保有している 資産A。

体格 は立派ですが、タマゴ(収益)を
あまり産んでくれない資産 としましょう。

正確には、

・現在、タマゴをあまり産んでくれない・・。
・(これから先も)多く産んでくれそうにない・・。
・そもそも(同じ量を)産み続けてくれるかどうかも疑わしい・・。

とします。

このような 資産A は「成長性 に乏しい」と云えます。

つまり、

「収益 がこの先、伸びていくという期待」
 に乏しい という意味です。


(このような場合)より 収益性の高い 資産B に
買い換えることによって、
皆さんの「ポートフォリオの質」を高めることができます。

注)わたしは今【不動産】という資産のお話 をしています・・。


もし、資産A → 資産B という「買い換え」を行う際に、
譲渡益 に対する課税が80%繰り延べされたりしたら、
うれしいと思いませんか?

それが【特定事業用資産の買い換え特例】です。

「収益不動産」をお持ちの方に、
ぜひご利用を検討していただきたい制度です。

イメージとしては、下記のようになります。


 不動産 A 駐車場 (収益性・低い)

 ↓      ↓

不動産 B  不動産 C

  賃貸マンション
  (収益性・高い)


不動産 A   不動産 B
  (収益性・低い)

     ↓

   不動産 C
 (収益性・高い)


具体的には、

駐車場、貸地、底地(一定の条件下で)
などの 低収益の資産 を

より高い収益(タマゴ)が期待できる資産に
「移し替える」という作業です。

これはまさしく、
(資産の)質の変換 です。


この 質の変換 は皆さん、
債券 や 株式 といった資産においては、
日常的に行っていますよね。 

(不動産 も同じなのです・・)

ただ、不動産の場合は、
場所(ロケーション)の変換 を伴います。

わたしはいつもこうお話しています。
「不動産は、1にも2にも、場所、3、4がなくて、
 5にも 場所 です」と。


現在保有している不動産を
売却することは、整理の作業 であり、

新たに不動産を購入することは、
まさしく 投資の作業 です。


不動産という資産においても、
ポートフォリオ(資産の集合体)という概念を
持つ必要があるのです。


なお【特定事業用資産の買い換え特例】は(また延長され)
平成18年3月31日までの適用となっています。


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