コラム 金財茶房 〜 投資のゴマはこう開け!〜


2004年07月16日(金) ギャンブルの起源は?


こんにちは、カン・チュンド です。

(いきなりですが)
10万年前 にタイムスリップしていただきます。

当時の ヒト は、
まだ「言葉」もろくに話せませんでした・・。

彼らは「アウ、アウ」という掛け声のもと、
身振り手振りで
コミュニケーションを図っていたと思われます。


(ところで)ギャンブルの 起源 は
「占い」にあると云われます。

「占い」?


はい。彼らは当時「狩猟の民」でしたから、
(例えば)

・いつ、狩りに向けて出発すべきか?
・どの方角に向かうべきか?

・大事な食料をどこに隠すべきか?
・誰をリーダーにすべきか?

など、さまざまな「重要な決定」を
モノを投げたり、星空を見上げたり、
木を燃やしたりして下していました。

(占い自体 が
「神の意思」を確かめる行為でもありました・・)


そのうち誰かが、
動物の 骨 を投げたりして、

「おい、ちょっと遊ばないか?」
みたいなジェスチャーをしたのではないでしょうか?

(彼はグループの中でちょっとした 変わり者・・)

「おお、どうすんだ?」
と応えた彼も(実は)変わり者・・(笑)


彼らは動物の 骨 を投げたり、
石ころ を握ったりすることで、
さまざまな「勝ち・負け」を設定したのです。

例えば、

骨の窪んだ「黒い面」が出たら、勝ち。
出っ張った「白い面」が出たら、負け。

(んー、これが ギャンブルの起源?)


「勝ち・負け」ができると、
ヒトはわくわくします(笑)

(アドレナリンが増幅されるのですね・・)

そのうち「黒い面」を 1、
「白い面」を 2 と呼ぶようになります。

数字 を認識し、その 数字 で
「勝ち・負け」を設定し始めたのです。


「お前はおれに3回負けたから、その首輪をよこせ!」

「おい、お前はおれに 2回分の借り があるよな?」
ということも身振り手振りで相手に伝えたのでしょう。

そうです、

ヒトは ギャンブル を通じて
「数字」に習熟するようになったのです。



そのうち、
(といっても何万年もかけてですが・・)

「おい、いいか。4で割り切れたら、最高だ。
つまりいちばん勝ちってこと」

「4で割って3余ったら、最悪だ。つまりビリだ」

というような
高度な「ルール付け」も行われるようになりました。


「ギャンブル」は、
現在も ヒト を惹きつけて離しません・・。


わたしは「ギャンブル」こそが
ヒトが【数をかぞえる能力】を飛躍的に発達させたと考えます。

ギャンブル がなければ
貨幣経済 も生まれなかったでしょうし、

株式市場 も存在し得なかったのです。


 < 過去  INDEX  未来 >

作者 カン・チュンド に熱いメッセージを。 [MAIL]

晋陽FP事務所 [ホームページ]

My追加
-->



Copyright (C) 2000-2004 SINYO FP OFFICE. All Rights Reserved.
HOME BACK