2004年11月30日(火) |
ジェネレーションY と 私 |
こんにちは、カン・チュンド です。
先日、第7回目の【知的人生設計入門】を無事終了しました。 (その中で)神戸から参加されたT・Tさんは(なんと)22歳!
(セミナー参加者 最年少記録を更新です)
(セミナーの中で)T・Tさんのご質問を伺っていると、
自分が22歳の時の「あやふやさ・いいかげんさ」が浮かんでしまい、 思わず苦笑いしてしまいました(笑)
T・Tさんは わたしよりずっと「未来」を見つめていると思います。 (それも自然に・・)
(そういえば)日経新聞夕刊で アメリカの「ジェネレーションY」が取り上げられていましたね。
アメリカでは1977年〜97年に生まれた世代を指すそうです。
この世代は「クリック」することが日常であり (情報の収集・整理能力に長けている)、
「自分らしさ」を標榜する世代とも云えます。
ジェネレーションYは
「他者とは違う、自分らしさ を磨いていかないと、 混沌とした社会の中で埋没してしまう」という
健全な危機感 を有しているのではないでしょうか?
(どの国でもそうだと思いますが)
● 社会の変容 が急ピッチであるほど、 世代間の断絶 が進みます。
わたしの故国 韓国もそうでしょうし、 今の中国など、その典型ではないでしょうか?
わたし自身が15歳の頃(昭和58年)を振り返ってみますと、
周りのオトナたちは「今より世の中がよくなっていく」と信じ、 未来 に向けて邁進していました。
わたし自身、15歳の目から世の中を見ていて 「みんな なんだか忙しく動き回っているなあ」と 感じていたような気がします。
さて(翻って)、 「今15歳の子は、世の中をどんな目で見ているのでしょうか?」
彼ら・彼女ら は【よい時の日本】を知りません。
(どちらかというと) 今までの「方程式」が崩れていく 日本 を目の当たりにしている世代です。
わたしよりも(未来に向けて)長く生きざるを得ない15歳は、 より先の「社会」を見据えて、 その「環境」に自らを適応させなければならないのです。
すなわち、
● 常識 は 時代 とともに変わる。
ですね。
では、わたし(36歳)はそんな彼ら・彼女らと どのように接すればよいのでしょうか?
「わかった振り」をすればいいのでしょうか?
(わたしが10代の時にいちばん嫌いだったオトナは、 若者に変に同調し 気持ちがわかると媚びる人たちでした・・)
わたし(36歳)は 15歳の彼らを「わかった振り」はしませんし、 媚びるつもりもありません。
ただ(自分の仕事の 観点 で言えば)
「今、世の中はこんなふうなんだ、経済はこう成り立っています。 お金はこんなふうに世の中を巡っているんだ、」
ということは“伝えたい”と思います。
中・高校生のための 【マネー教室】のようなものをできればな、と切望しています。
わたしなど、20歳を過ぎて本格的に【経済】に触れたくちですが、 それでも 新鮮な驚き がありました。
「へえー、こんなふうになっているんだ」という【発見】です。
(知的好奇心 が満たされるのは、人間の幸せのひとつだと思います・・)
もし、この【発見】が 今15歳 の誰かに訪れれば、 その人の ポテンシャル(潜在力)は、 (わたしとは)まったく異なる「多様性」を備える可能性が 大 です。
ただし、 それは「早ければ早いほどいい」というものでもないと思います。
いちばん 感受性 が強い時期に触れられる ひとつの事象 として、 経済 や お金のこと があってしかるべきと思うのです。
そしてもし、わたし(36歳)が 今の15歳 に「お金」というトピックを通じて 触れ合うことができるなら、
それはわたし自身にとっても大きな【発見】となるでしょう。
なぜなら、
今の15歳 の言葉 には 「新鮮な驚き」が詰まっているでしょうから・・。
わが家から見る 朝焼け です。
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