2005年06月07日(火) |
Time is mysterious |
こんにちは、カン・チュンド です。
わたしも人並みに音楽を聴きますが、
「キャンディーズの 春一番 が好きです」と言うと ぎょっとされるでしょうか(笑)
この歌、ワタシはひそかに名曲と思っています。
(テンポをもう少しスローにして、 混声2部合唱にでもしたらすごくイイと思うのですが・・)
ところで「春一番」は昭和51年に発表された曲です(今から29年前!)
わたしと同じ世代の方はおそらく、今でも口ずさむことができますよね。
⇒ 29年 という時間も、 ひとつの歌を媒介に振り返ればあっという間の出来事になります。
その一方で、私たちは日々の生活に追われています。
明日の仕事の打ち合わせ場所 を確認し、月末の支払い を気にし、 日曜日の 家族サービス に頭を悩ませています(笑)
時間 というものはホント、不思議なものです。
例えば、株式市場という「いちば」は毎日開いていますが、
毎日この「いちば」に行く人が一体どれくらいいるでしょうか? そもそも株式の値段(株価)って、毎日気にする必要があるのでしょうか?
(わたしはいつもお客さまにお話しますが、)
⇒ 私たちにとって都合のよい【時間スパン】を持ちましょう! ということです。
今年のお盆休みに帰省して、3年 ぶりに地元の友達に会ったなら、 「よお、久しぶりだな」と挨拶しますよね。
ふたりの会話には、 3年 という時間の隔たりを感じさせない親密感があるでしょう。
これって、ふたりの間に【共有してきた歴史】があるからなのです。
生まれて初めて「リスク性の資産」を持たれたら、 はじめのうちは 毎日の値段 が気になって仕方がないと思います。
(ドキドキ ハラハラ・・)
しかし、「ワタシはなぜこんなこと(リスク性の資産を持つこと)を しているのか?」= 何のための 資産形成 なのか?
という【命題】に帰れば、
「毎日の価格変動 を気にしても仕方がないな・・」 ということに気づかれるはずです。
資産運用 とは、 ◆ 皆さんの人生と、金融資産の【共有時間】を築くことなのです。
皆さんの人生の 時間スパン が「主役」であって、 その時間の流れの中に 金融商品の 保有スパン を載せているだけなのです。
(これが長期投資というヤツです・・笑)
この長期投資、たいへん長く、たいへん地味な作業です。
はっきり言って退屈です。
ドラマ性に欠けます。 話題性もありません。
(だって「動かない」わけですから・・)
わたしはお客さまに、 「まず 季節の移り変わりの時間 を持ちましょう」と申し上げます。
「四季」が移ろう気配を察する程度の 時間スパン を、 まずは持っていただきたいのです。
季節 が変わったら、 自身のポートフォリオを覗いてみるという「感覚」ですね。
それがクリアできれば、 毎年の 祝日、あるいは 皆さんの誕生日 で 時間スパン を自覚しましょう。
(1年 という【時間軸】を持つこと・・)
株式市場という「いちば」や、 経済ニュースが発する 時間スパン(毎日)、
あるいは マネー雑誌の 時間スパン(1ヶ月)に 別に合わせる必要はないのです。
誤解を恐れずに言えば、
◆ 投資 を行っていることを忘れてしまうくらいの 時間スパン を持つことが、長期投資の本質 だと思います。
もちろん、ポートフォリオの「定期点検」は必須ですが、 皆さんの資産運用は 3年、5年 で終わるわけではありませんよね。
お金を効率的に 管理・運営する作業 は、 (実は)一生涯のお付き合い なのです。
学生時代のことを思い出してみてください。 昔好きだった異性 のことを思い出してください(笑)
「ああ、あれから 15年 も経つんだな・・」 としばし感慨に耽るでしょ?
(ん、どうして15年なの?)
皆さんは(実は) ⇒ 長期の 時間軸 を持つことに長けているのです。
どうかこのことをお忘れなく!
「20年先 のことなんて・・」と思われるでしょう。 しかし、20年後 は必ずやってくるのです(笑)
原点に還ろう....★
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