2005年06月10日(金) |
21世紀の安心とは? |
こんにちは、カン・チュンド です。
時代 とは音を立てずに少しずつ変わっていくものです。 一方、人間の意識は 同じ場所 に執着しがちですね(笑)
今まで「青い」と見ていたものを、「赤」かもしれないと思うこと・・。
縦の線 と 横の線 を結んで「平面」として自覚していたものを、 「奥行き」があるかもしれないと感じること・・。
これらはすべて【発想の転換】です。
例えば 「通貨の値段」という 考え方 です。
(そうです、通貨にも 値段 があるのですね・・)
「姜(かん)さん、何言ってるんですか。 100円は100円じゃないですか!」
いえいえ、そうではなくて、 外から見た100円 の「客観的な価値」のことなのです。
?? → 世の中では 為替 と呼んでいます。
通常、経済成長を遂げた国から見れば、 「新興国」の 為替(通貨の価値)は 安く見えます。
60年代、70年代に日本から 1万円札 を持っていけば、 韓国 では札束のような ウォン と交換できました。
今でも インド に行けば、 (1万円札で)山のような ルピー札 が返ってくるはずです。
実は、アメリカから見た かつての「日本」もそうだったのですね。
例えば、アメリカの投資家が「米ドル建て」で50年代、60年代の 日本株式 に投資していれば、一財産築けているはずです。
その【収益の源】は、 株式の価値の値上がり益 + 為替差益 です。
もっと時代を溯れば、 19世紀のイギリス人から見た アメリカ がそうでした。
ここ「ポイント」なのですが、
強い通貨 を(安い通貨の国に)持って行くだけでは、 資産形成 にはなりません。
(せいぜい 贅沢な消費 ができるくらいです・・)
安い通貨の国 では(経済が発展していけば) インフレ が発生するからです。
<大切なのは、その国の資産に投資をする ということ・・>
皆さん、未来に対する“時間軸”を持ってくださいよ。
先ほどの 株式の価値の値上がり益 + 為替差益 を狙う「戦略」は、 そのままイコール「国際投資」ということになります。
このような「視点」は、20年前には持ち得なかったものです。 日本が豊かになってはじめてできる「戦略」なのです。
日本の中に住んでいるヒトが、日本の将来について 「たいへんだ〜、たいへんだ〜」とよく言っていますが、
その「たいへんさ」を和らげる 術(すべ)を 私たちはすでに獲得しているのです。
国際投資 ですよ(笑)
(ところで)「ホーム・バイアス現象」という言葉をご存知でしょうか?
資産運用における「ホーム・バイアス現象」とは、 (自分が住む)日本 という国のみをそのまま 「投資対象」に選んでしまうことです。
(ちなみに アメリカ においても「ホーム・バイアス現象」は顕著です)
私たちは自らを守るために 外の世界 に目を向ける必要があります。
一点に頼るより、 離れた地点に「別の拠点」を設けておく方がよい・・。
これが「国際分散投資」の マインド です。
原点に還ろう....★
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最近、外食が多い気が・・。
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