| 2004年04月25日(日) |
【人畜共生の混沌の国インド�ァ� |
ジャイプールの町はピンクシティとも言われ、旧市街を囲む城壁と建物は赤茶色の砂岩で統一されている。デリーから南西に約265kmに位置するこの町はラジャスタン州の州都であり、タール砂漠の入り口にあたる乾燥地帯にある。1728年にジャイ・スイン2世によって七階建ての宮殿シティパレスが作られた。建物の一角は博物館になっており、代々伝わる武器や衣類が展示されている。また王が英国へ旅行したときガンジス川の水を入れて持参するのに使ったといわれる大きな銀製の壺が二つ飾られていた。900lの水が入り自重345kg、高さ5.3フィートの巨大な壺である。宮殿の一角には王の子孫が現在も居住している。
 風の宮殿(ハマ・マハール)はシティパレスの東側のバザールの大通りに面して建っている。彫刻を施したテラスがびっしりと並んでおり、奥行きの浅い風雅な建物である。かつて宮廷の女性達がここから町を見下ろしていたという シティパレスの隣に位置する天文台はジャンタル・マンタルと呼ばれ、1828年に作られたもので、赤い石造りの観測機が並んでいる。日時計は2秒から20秒までの誤差で時刻を測定することができる。また12の星座の観測所も併設されている。
 ジャイプールの町から北へ11kmの地点にマハディール・マンシン5代王が建立したアンペール城が山の上に聳え建っている。この城が築城された1589年頃はここが藩王国の首都であった。鏡を散りばめた幾何学的な模様が美しくイスラムの様式が入っている。城のテラスから周囲を眺めると険しい山々が三方を囲んで聳えており青い空にくっきりとその威容を誇っている大気は爽やかで実に素晴らしい眺めである。
城の中の部屋は水が部屋の壁を巡って涼しい風がでてくるようにしてある仕掛けとか暗くした暗室で蝋燭を燃やすと天井にプラネタリュウムが出現する仕掛け等物珍しいものが多く、ステンドグラスも美しい。空はどこまでも抜けるように青くこのような贅を尽くした宮殿で宴を繰り広げ続けたマハラジャ達の栄華が偲ばれる史跡である。
同時にこの城へ来る道すがら垣間見た貧困な民衆の生活を思い出すと貧富の凄まじい格差に驚かされる。これがまさしくインドなのである。この城へは象のタクシーで登ってきたのであるが、象に乗る順番を待っている間に繰り広げられたもの売りの凄まじいばかりの売り込みには辟易したものである 例えば最初千円で7個であった象の彫物は、買い手がつかないと30個千円にまで値下がりする出鱈目もいい加減の観光客目当ての強引な商売である この城の中には1639年にカネーザ王が建てた建物もある。アンメール城は1727年に廃止されてシティパレスに移された。
アンメール城より一段高い山にも別の城が残されておりジェーガール城と呼ばれているが公開されていない。
この日はベルリンの壁崩壊十周年記念日なので、テレビではドイツ議会にその当時の東西の指導者、ブッシュ元大統領、ゴルバチョフ元大統領、コール元首相が招待されて記念講演をしている情景を実況放送していた。時の流れの速さを感じさせる。
次の日は朝からアグラへ向けて再び六時間のバスドライブである。
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