| 2004年06月05日(土) |
【神権独裁国家の街の色は黒と白・・サウジアラビア�◆� |
リヤド市内に戻り7万5千人収容できるキングマハメッドスタジアムを見学した。このスタジアムはサッカー場として1988年に完成したものであるが、そのテント張りの屋根に特徴があり、珍しいデザインの競技場である。
競技場の観覧席に設置されたテレビモニターに訪れた観光客を映し出すというサービスを行っており、国を上げて観光客を誘致しようという姿勢だけは窺えた。競技場内には選手のための更衣入浴施設、医療施設や運動施設が設けられており、普段は垣間見ることのできないサッカー競技場の内幕を見学できた。
 少なくともブラジルで過去に見学したサッカー場よりは附属設備に関する限り充実しているとの印象を受けた。
駱駝市を見学した。駱駝の効用を1)砂漠の旅の荷役用 2)農耕用 3)食用 4)レース用と考えると道路網が完備し自動車や農業用機械が普及した現在では1)と2)に関しては殆どその役割を終えたと思われるのだが、それにもかかわらず駱駝市が盛況であることはちょっとした驚きであった。 食用としては肉もミルクもスーパーなどでは市販されていないということである。どうも現在では駱駝はレース用として有産階級の投機の対象物或いは富を誇示する物差しとなっているようである。そして強壮飲料としてそのミルクが有産階級に愛用されているらしい。砂漠の民でない我々には理解し難い駱駝市の盛況振りであった。
国立博物館では2.75tの隕石が印象に残っている。そして附属の土産物屋で梟の置物があったので値段札を確認しようとしたところ台座に固定されておらず梟が転がり落ちて壊れてしまった。値段を安くして貰って百ドルを弁償するはめになってしまった。保険で補填されると考えていたので、帰国してカード会社へ請求したところ、昨年8月から取り扱いが変わって、この旅行に使った公共の交通機関の料金をカードで支払っていないと適用されないと言われてしまった。取り扱いの変更は告知してあるとのことであったが、そのことを知らなかったので詐欺にでもあったような不愉快な気持ちにさせられた。大きな事故に遭遇しなかったことが不幸中の幸いというようなハプニングであった。 それにしても保険会社の自分勝手な手口には腹が立つ マスマック砦の見学を終えてスークを散策していると警察官に呼び止められて我々一行は足止めを喰ってしまった。どうやら黒い衣服を纏った異国の婦人達がカメラをかざして町中を闊歩する様子がこの警察官にはよく理解できない生まれて初めての体験だったらしい。ご注進ご注進とばかり、まずは足止めをしておいてあちこち関係機関へ照会したらしい。やがて事なきを得て解放されたが、閉ざされた国の外人観光客の扱いに不慣れな末端官公署の戸惑い振りを垣間見た思いのするハプニングであった この後都会地で各所の観光をしていると必ずと言っていいくらい何時のまにかポリスのパトカーが駆けつけてきて我々の行動を監視している局面が続出した。宗教警察というのがあり、風俗を中心に取り締まっているらしいが、見張られている方は気持ちのよいものではない。全身を顔まで黒いアバヤで覆った現地の婦人は格好のカメラの素材なのであるが、警察に摘発される虞があるのでついぞ撮影するチャンスを見付けることができなかった。
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