| 2004年06月08日(火) |
【神権独裁国家の街の色は黒と白・・サウジアラビア�ァ� |
朝早く起き出してホテルを出発しメディナの空港へ赴いた。聖地に異邦人が足を踏み入れることは許されていない。メディナからジェッダへ飛んでいよいよ帰国である。
ジェッダでフライトまでの間を利用して市内観光をした。紅海の海上公園レストランで海鮮料理を食べ、魚市場、旧市街、ナシーフ家の旧邸宅を見学してから海岸通りで巨大な噴水と入り日を眺めて空港へ向かった。
今回の旅行で最も印象に残ったことは、神権独裁政治の恐ろしさである。 ところで国民生活の裕福度を推測するために資料を探してみた。
サウジアラビアとヨルダンの国民所得を中近東諸国と比較してみると次ぎのようになる。 日本 一人当たり GNP 3万8160$(1997年) サウジアラビア 一人当たり GNP 7150$(1997年) ヨルダン 一人当たり GNP 1520$(1997年) イスラエル 一人当たり GNP 1万5870$(1997年) パレスチナ 一人当たり GNP 1600$(1997年) レバノン 一人当たり GNP 2970$(1997年) シリア 一人当たり GNP 1120$(1997年)
数字で見る限りイスラム国家としては中近東ではずば抜けて裕福な国であるが、まだまだ日本とは比較にならない程の差がある。サウジアラビアと聞けば世界でも裕福な国との印象があるが意外にそうではないことを数字が物語っている。
メッカとメディナというイスラム教の聖地の管理国家として神権独裁政治形態を維持していけるのも石油資源が枯渇するまでの短い期間に過ぎないであろうという印象である。石油資源に陰りが見え始めた時が女性の人権 が解放される時であるのかもしれない。或いは情報化社会の成熟時にある日突然、女性人権確立運動が契機になって神権独裁政権が崩壊するかもしれない。その日のあることを意識して秘密警察が幅を効かせているというのが私の感想である。
メディナ上空
ジェッダでサウジアラビア航空に乗り込み、帰国の途についた。現地時間は20時30分であるが時差6時間を加算すると既に真夜中である。リャドまでの間に軽食が出された。空腹だったのでとても美味しかった。1時間程でリャドに到着し、ここで給油やら機内清掃で1時間機内待機した。再び離陸して夜食が配給されたが先に軽食を食べたのでおかずを食べる程度で殆ど残ってしまった。
隣に座った人は宇治市からきた石原さんという人で動物学が専門の京都教育大学の名誉教授であった。最後に名詞を渡されてそのことを知った。最初は中小企業の社長かなと思っていたが人は見かけによらないものである。
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