| 2004年06月17日(木) |
【多彩な少数民族が生活する雲南省・・� � |
▼中国の旅4 昆明、麗江、束河村、白砂村、雲杉坪、大理、喜州村、石林、竜門 2002年1月9日〜1月13日
最初昆明市内の「雲南民族村」を訪問した。これは見学者用に造られたテーマパークである。昆明市の南8kmに位置し80km2の広大な敷地の中に雲南省に居住する26民族の文化風俗を展示紹介している。
丁度南アフリカのヨハネスブルグで訪問した民族文化村と同工異曲の公園である。
公園の入り口には大木があり枝を張りめぐらせている。アフリカで見たバオバブの木に一見似ている。しかし近づいてよく見ると宿り木の葉の中に 混じって造花らしい葉っぱがついている。更に仔細に観察すると幹なども巧妙にコンクリートで造られた造木であった。自然が売り物の公園に人工の樹木とは如何なものかと当局の人達のセンスを疑いたくなるような代物であった。
入り口近くの人口の湖では舟を浮かべて漁師達が投網を打って魚を捕っていた。養殖の川魚だという。
広大な公園の敷地の中に各民族の民家と生活用具が収納されて展示されていたが、実際に生活している場面は少なくて、南アフリカで見たレセディ民族文化村のような迫力はなかった。ここでは拉枯族(ラフ族)、基諾族、ワー族、タイ族のエリアを見学した。

それでも印象に残っているのは泰族(人偏+泰、タイ族)の寝室である。一つの部屋に三代の家族が就寝するのだというから異様である。今まで部屋の中は他民族には公開されなかったのを観光客用に最近公開するようになったという。覗いてみると大きな部屋が柱で四角に囲って小さく幾つかに区切られている。その区画内に蚊帳様の布切れで囲われた室がありその中に布団が敷いてある。祖父母用、両親用、若夫婦用、子供用とそれぞれの室に布張りが設けられているのである。各布張りの室の間は廊下のように空間が設けられており、ゆったりとした配置である。部屋の外へ通じる出入り口は三カ所設けられていてそれぞれの世代の専用に供されている。
最初は新婚夫婦を含めた三代の夫婦の雑魚寝なのかと思い、性生活のプライパシーはどのようになっているのかと心配したが、実際の部屋の中を見て他所事ながら安堵した。それにしても新婚夫婦には残酷な寝室の環境であると思った。
ワー族(人偏+瓦)は35万人程いるらしいがこの民族は牛を民族のシンボルとしており、牛の数が地位と財産を表す尺度になっていて民家の前には角のついた牛の骸骨がいくつも誇らしげに飾られていた。

ラフ族の村では瓢箪の飾りが多用されていたが、この民族は人間は瓢箪から発生したと考えているから瓢箪を民族のシンボルとしているのである。
中国には56の少数民族があり、雲南省だけでも26の少数民族がいる。少数民族も法のもとでは総て平等であり、差別はないが中国ではむしろ種族保存の見地から特別に保護されているようであり、人数の少ない幾つかの民族には一人子政策の例外扱いがなされている。
 少数民族の人々は何れも少数民族であることに誇りを持って生活している様子が今度の訪問でよく判った。民族の独自性を最もよく表すのはその言語と風俗であり、端的に違いを際立たせるのはその服装である。実にさまざまな服装がある。各民族ともその服装を特に若い女性が晴れがましく着飾って活動しているところが印象に残った
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