世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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同時刻、玄関の、パイパーとフィービーの会話。
フィービー 「ちょっと、パイパー、痛いよ、どうしたのよ、急に。」 パイパー 「ごめん、ごめん。気が付いたのよ。」 フィービー 「何を?」 パイパー 「・・・で、最初にごめん。」 フィービー 「何が?(もどかしい)」 パイパー 「あの、さっきの予知なんだけど、やっぱり、プルーに賛成、っていうのかな? ランディが魔物っていうのは、どうかしら?」 フィービー 「私だって、そう言い切ってるわけじゃないよ。ただ、見えただけだから。」
パイパー 「予知自体を疑うつもりはないんだけど、ひっかかるのよ。」 フィービー 「どのあたりが?」 パイパー 「うちのおばぁちゃん。」 フィービー 「うん?(飲み込めない)」 パイパー 「ほら、よぉく考えたら、亡くなったマリアナと、うちのおばぁちゃんて、 すっごく仲良かったじゃない?」 フィービー 「私はあんまり覚えてないけど、だって、マリアナ、サンディエゴだっけ? 行っちゃったし・・・」 パイパー 「(思い出してみて?という風に、じっと目を見る)・・・」 フィービー 「でも、そうね、よくうちに来てたかも。」 パイパー 「こちらのうちに、来る事もあって、私たち、マクダウェル先生、 あぁ、ランディの方ね、結構遊んでもらったわ。」
フィービー 「だけど、外見上は人間と変わらないから、わからないじゃ・・・。あ!」 パイパー 「そう、普通ならね。」 フィービー 「そうだ。うち、魔女の家系な上、しかもおばあちゃんは、強力な、魔女!」 パイパー 「魔物と魔女が仲良くできると思う?こっちにその気があっても、 むこうが黙っててくれないわよ。」 フィービー 「おばぁちゃんがすごすぎて、ずーーっと狙ってたけど、タイミングを逃した ・・・って、・・・長すぎだよね。(あまりの浅はかな意見に自分でも情なく笑う)」 アンディ(声) 「何のタイミング?」
二人が玄関先を振り返るとアンディとモリスが到着している。
二人 「(とても驚いて)アーーンディ!!!いつの間に?」 アンディ 「今だよ。(少し笑って)驚かせたかい?」 パイパー 「ええ、少し。あんなことがあって、急に背後からだったから・・・ ね。(にっと笑ってごまかす)」 モリス 「普通は、あのまま、話を聞かせてもらうんだけど。」 アンディ 「まぁ、いいじゃないか。」 フィービー 「私たちに話って、何?プルー、呼んで来る?」 アンディ 「いや、実は、あぁ、君たち2人にもいてもらいたいんだが、プルーか、 そうだな、彼女に呼んで来て貰えないかな?」
二人 「?」 アンディ 「実は、話を聞かせてもらいたいのは、ここの先生なんだ。」 パイパー 「ヘンリー?!何で?」 モリス 「とにかく、呼んで来て貰えるとありがたい。中へ入ると、大げさになるだろ?」 アンディ 「(笑顔を見せて)そう。話はそれからだ。」 フィービー 「(仕方なく)O.K.」
丁度、話が途切れた、つまり、プルーが、驚いてしまったところ、 フィービーが、開いている扉をノックして、まずプルーだけを呼ぶ
フィービー 「(ノック)プルー・・・」 プルー 「(リサとヘンリーに)ちょっとごめんなさい。どうしたの、フィービー。」 フィービー 「アンディたちが、来たよ。」 プルー 「それで、私を連れて来いって?でも、どうして私が・・・。」 フィービー 「違うの、プルー。アンディたちが、話があるのは、ヘンリーなんだって。」 プルー 「どういうことなの?!」 フィービー 「まだ教えてくれない。とにかく、プルーに連れてきて貰えって。」 プルー 「とにかく行くしかなさそうね。」 フィービー 「・・・」 プルー 「先、行ってて。私から話すから。」 フィービー 「わかった。(戻る)」
プルー 「(二人の方に戻り)あの、実は・・・今、表に丁度・・・私の友人なんですけど、 ・・・刑事をやっていて。なんていうか、よくわからないんですけど、 今夜起こったことで、何かヘンリーに聞きたいらしくて。 申し訳ないんだけど、玄関の方まで来てくれないかって。」 ヘンリー 「今夜起こったこと?何だろう?」 プルー 「うちの妹達が、偶然居合わせたことらしいんだけど。それだけしか・・・」 ヘンリー 「いいだろう。出よう。リサ、心配しないで、それから、 父さんにも知らせなくていいから。」 リサ 「(顔色が優れない)ええ、わかりました。」
リサは、子供部屋の方を見ながら、ランディたちが気づかない事を祈る様子 玄関に向かいながら、ヘンリー
ヘンリー 「父が行方不明になっただろ?あの時、実際に、警察に足を運んで 大変な苦労をかけたのは、リサだった。ようやく見つかった父は、 やはり、少し尋問ていうのかな、何度か警察に呼ばれた。 二人ともナーバスになっている。」 プルー 「本当はあなたもでしょう?」 ヘンリー 「(笑って見せて)そうだな。警察っていうところは、慣れる物じゃない。 必死で家族を探したいだけなのに、親身になってくれる人は、多くはなかった。 それどころかひどい事を言う人もいる。そうでなけりゃ、 やっていけないのかもしれないが・・・。」
プルー 「私にも、何の話なのかわからないんだけど、たいしたことじゃないと思うの。 ごめんなさい。」 ヘンリー 「君が謝る事じゃない。警察も仕事だ。さ、行こうか。」
つづく
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