世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
DiaryINDEXpastwill


2001年11月28日(水) 善良な魂 13

        アンディとモリス、行きかけるが、フィービーとパイパーを呼ぶ。
        玄関のドアを閉めながら、二人に「待ってて」と、目配せして、
        プルーは、一度、ヘンリーについて中に入る。


プルー   「・・・大丈夫?」
ヘンリー  「信じられない。二晩も続けて、知り合いが・・・。
       それに、彼は自殺じゃないと思うよ。結果を聞いて喜んで帰っていったんだから。
       気の毒に・・・。でもだからといって、誰かに恨みを買うような人でもなかった。
      ・・・とにかく、父さんに言わなけりゃならないが、言い出しにくいよ。プルー。」
プルー   「お察しするわ。」

         気配に気づいて、リサが出てくる。

リサ    「ヘンリー?」
ヘンリー  「(気を取り直し)あぁ、大丈夫だ。父さんは?」
リサ    「マイケルとまだ遊んでくれているわ。」
ヘンリー  「そうか・・・(プルーに気づき)プルー、色々、手数をかけたね。後はボクが・・・。」
プルー   「(うなずく)」
ヘンリー  「お疲れ様。」
リサ    「本当にありがとう。プルー。後で、電話するわ。」
プルー   「ええ、わかったわ。(何か声をかけようとするが、ふさわしい言葉が見つからず)
       じゃぁ。」

        と、その場を立ち去ろうとするが、何かの気配に気づくプルー。
        子供部屋で遊んでいるはずの、ランディの視線を感じた気がして、
        そちらを見るが、その時には、誰もいない。
        玄関に出る。車の近くで、アンディがパイパーたちに質問している。


アンディ  「君たちとここは、親しいのかい?」
フィービー 「私が小さかった頃だから、あまり覚えてないんだけどね。」
パイパー  「(いたずらっぽく)アルは、良く知ってるんじゃないの?」
フィービー 「(余計な事を、という風)まだ、よくも知らないわよ。」
モリス   「アル?」
パイパー  「アルバート・マクダウェル。今の、ヘンリーの弟で、歯医者さんなの。
       フィービーが狙ってるのよ。」
フィービー 「全然、関係無いと思うんだけど!」
アンディ  「同じ診療所内で?」
フィービー 「違う。彼は彼で、クリニックをやってるの。・・・あ、もしかして、
       お二人さん、ここんちの人、疑ってるの?」
アンディ  「そういうわけじゃないよ。」

フィービー 「ならいいけど。(子供に言うように)それに、みんな告別式でいなかったから、
       プルーが、子守りに来てたんだよ?」
アンディ  「アリバイ成立ってわけか・・・」
パイパー  「(言いよどんで)もし、自殺じゃないとしたら、ね?」
フィービー 「(改めて)そうか、みんな告別式だ。」
モリス   「今、君が言ったんだよ。」
フィービー 「そ、そうね。」

アンディ  「(プルーに気づき)やぁ、プルー、久しぶりだね。」
プルー   「ええ、ほんとに。」
アンディ  「事件と関係無いところでは、中々、会えない。」
プルー   「それって、嫌味?」
モリス   「(咳払い)」
アンディ  「すまない。プルー。(笑顔を見せて)今夜はここで、子守りだったって?」
プルー   「骨董や宝石以外に子供の面倒もみれるのよ。」
アンディ  「(微笑む)」
プルー   「(微笑み返して)告別式が急だったから、ベビーシッターがつかまらなくて
       頼まれたの。」
アンディ  「そう、ところで、どこの告別式?」
プルー   「(そういえば)あぁ、名前は聞いてないわ。でも、お父さんの患者だった人で、
       奥さんを亡くされて、後追い自殺だったらしいわ。悲しいわね。」
アンディ  「・・・悲しいね。」

       と、言いながら、冷静に、事務的に携帯電話を出す。
       モリスはやりきれないように


モリス   「何だって、この街は、急に自殺したがる奴が、増えちまったんだ?」
アンディ  「あ、アンディ・トゥルードだ。今までのリストの人物の通院履歴を当たって欲しい。
       至急だ。よろしく頼む。」
プルー   「今までのリスト?どういうこと?他にもいるの?」
パイパー  「それに、ねぇ、自殺したがる奴が増えたって、どういう意味なの?」

      フィービーは、自分の予知を反芻しながら、益々、魔物の関与を確信する。

つづく


moto |M@IL日常こんな劇場(^▽^)ノネェネェd(@^∇゚)/前向きに

My追加