世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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と、悦に浸っていると、さっきの祖母たちの写真が風に舞い、参照している 経典のページも風で勝手にめくれていく・・・ あるページで止まり、その開かれたページの上に写真がふわりと乗る
フィービー 「何?まだ何か必要なの?教えてくれようとしているの? (止まったページを見て)これ・・・おばぁちゃんの字だ。」
と、写真に触れた途端、またいつもの予知の時のようにびくっと衝撃が。 そしてマリアナが何か書き物をしているのが見える。
フィービー 「ウソ・・・これって未来じゃなくて過去でしょ?なんで私に見えるの?」
一方、バックランドに着いたプルーは鍵を魔力であけ、倉庫へと向かっていく。 彼女を見つめる存在が背後にいるのに気付かない様子。 なれた手順で倉庫に着き、防犯ビデオに注意しながら プルーが死角においてあったケースを見つける。 しまった!鍵はオフィスの引き出しだった! 魔力を使い、鍵をあけ、中身を確認している時、突然視線を感じるプルー。 振り返ると、倉庫の奥からランディが近づいてくる。 しかし、形相がいつもの穏やかな彼ではない。しかも、なぜ奥に? 咄嗟に十字架だけをつかみ、出入り口に走るプルー。
その頃、プルーに危険が迫っている事を知らないハリウェル家 鏡を幾つか見つけたパイパーが屋根裏に戻ろうと急いでいた。 そこへ、電話が鳴る。
パイパー 「ん、もう、誰よ、こんな時に!(思い直して)まさか!プルー?(急いで出る) プルー?プルーなの?返事して!」 アル(声) 「あ、もしもし?プルー・ハリウェルさんのお宅ですよね?」 パイパー 「そうですが、あの、プルーに何か?」 アル(声) 「こちらアルバート・マクダウェルですが、・・・フィービーじゃ、ないよね?」 信号待ちの車中から、かけているアル。パイパーと、交互に映る
パイパー 「(ちょっとむっとしながら)あぁ、ハイ、アル。私はほら、 昨日クエイクで会ったんだけど、パイパーなの(言いながら苦笑い)。 フィービーに用事なら、あの今、たてこんでるから、掛け直させるわ?」 アル 「あぁ、ごめん、パイパー。ごめん。それに違うんだ。 フィービーじゃなくてプルーいるかな?」 パイパー 「(解せない)プルー?」 アル 「プルーに渡したいものがあるんだ。」 パイパー 「(やっぱり解せない)フィービーじゃなくて、プルーに?アル、あなた何考えてるの?」 アル 「パイパー、落ち着いてくれないかな?」 パイパー 「実は、とても落ち着いて話を聞いていられる状況じゃないんだけど。 たてこんでるって今言った・・・」 アル 「(さえぎるように)こっちも急いだ方がいいと思うことなんだ。 とにかくプルーに代わってくれないか?」
アルの雰囲気に圧倒されてパイパーは、
パイパー 「プルーは今いないの。」 アル 「(信号が変わり、発車する)どこに行ったのかわかるよね?」 パイパー 「会社に戻って・・・・。」
と、つい言ってしまう。アルは、以前プルーを乗せた時にもらった名刺を見て
アル 「O.K.バックランドだね。名刺をもらっていてよかった。場所はわかる。」 パイパー 「って、だからプルーもたてこんでいて、そっちには行っても・・・」 アル 「(またさえぎって)直接行くよ。ありがとう、パイパー。」 パイパー 「あ、待って、そんなに急いで渡すものって何?」 アル 「親父の日記だよ。じゃ、あとで。」
丁度、この会話の間に階段を降りながら叫んでいるフィービー。 手には経典を持っている。あるページにあの写真をはさんで。
フィービー 「パイパー!大変よ!なんかわかんないけど、大変みたい! おばぁちゃんの書いた経典が・・・」 パイパー 「(シーっと口に手を当て、電話をしてる事をアピール。)ちょっと待って。」
と、その間に電話は切れている。アルは、日記を見つけて早く渡さなければ いけないという胸騒ぎにかられている。アクセルを踏み込む。
つづく
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