世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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パイパー 「ごめんねアル、あ・・・切れてる。 ・・・プルーそれどころじゃないと思うんだけど・・・。って、名刺? なんでアルがプルーの名刺持ってるの?・・・? 親父?親父って・・ランディの日記?!」
切れてしまった電話の受話器を相手にノリツッコミをしてしまうパイパー。 これを聞いてフィービーは
フィービー 「今のアルなんだ・・・(一瞬、何故に?という表情の後、むっとして)なんで切ったの。」 パイパー 「切れたのよ?それに、だってそれどころじゃないでしょ!?」 フィービー 「てことは、最初から切るつもりだったね?」 パイパー 「結局はプルーにだったんだし・・・」 フィービー 「聞こえた。最後のとこ。パイパー、独り言大きすぎ! だいたいなんでプルー、アルに名刺渡してるの?人に色々言っておいて!」 パイパー 「それは・・・私もわからないけど、今はそういうことより、 もっと別の事に集中しないと・・・」
フィービー 「で、ランディの日記って何?」 パイパー 「わからないわよ。ただそれをアルがプルーに渡したいんだって!」 フィービー 「何で?プルーに?」 パイパー 「だから!知らないって言ってるでしょ?あぁ、それより、 プルーに一応伝えた方がいいよね?」 フィービー 「・・・(ちょっと怒ってる)」
そういう場合じゃない時にも私情をはさんでしまう3姉妹であった。
パイパー 「なにすねてるのよ。」 フィービー 「・・・(ちょっとすねてる)」 パイパー 「もう、フィービー!プルーに限って、無いって!あんたじゃないんだから。」 (なぐさめるつもりが) フィービー 「(むっとする)」(大事な経典の発見のことは飛んでいる)
パイパー 「プルーにアルが行く事、知らせといたほうがいいかな・・・」 と、言いかけて、フィービーが経典を抱えているのに気付き、指差し
パイパー 「何で?」 フィービー 「あ!そうだった。思い出した!」 パイパー 「何を?」 フィービー 「これ見て」(と、その場で経典を広げかけて) パイパー 「(自分も手元の鏡を見て)とりあえず上に戻る?」
屋根裏。パイパー、鏡を調え、マッチをそばに置いておく。 その間フィービーは、経典が開きマリアナの過去(?)を見たことを話す。
フィービー 「さっき、写真がひらひらって、このページを開けたんだ。」 パイパー 「それで、本当に見えたの?過去でしょ?」 フィービー 「過去、のはずだよね。マリアナが何か書いてるんだから。 でも、それがね、変なんだよ。何も書いてないページを何枚も飛ばして、 あるページに確信的に止まって、そこに書き始めるんだけど、 それもページの途中からなんだよ。変でしょ?」 パイパー 「普通そんな書き方しないわよね・・・。それにその経典のページ。 おばぁちゃんの字だけど、前に見たとき、こんなのなかった気がするし・・・。 『未来が見える魔女』って、フィービーのことでしょ?」
フィービー 「うん・・・。だよね?でも、これどういうことだろ。 『未来を知るものは、未来を見るものに伝える事ができる。 未来を見るものは、未来を知る者からの伝えを聞け』」 パイパー 「・・・さぁ。『未来を見る者と知る者』?他に書いてないの?」 フィービー 「うん。」
パイパー 「でも、やっぱり、それっておばぁちゃんたちが、何か教えてくれようとしてるんじゃない? 写真が指し示した、おばぁちゃんの書き加えた経典・・・。」 フィービー 「だよね?じゃ、これも魔物退治に必要だってこと?」 パイパー 「多分そう。・・・魔女の勘!(にっ、って笑う)」 フィービ 「うん?・・・・。(何それ?という風)」 パイパー 「それにフィービー、あんた、感じない?なんか以前もあったじゃない。 さがしても、さがしても見つからない時、勝手に経典がめくれていって。 指し示してくれたじゃない。」 フィービー 「うん。そういうことあったけど・・・・(写真を見て)おばぁちゃんか・・・。」
パイパー 「(くいいるように見つめる彼女に)フィービー?」 フィービー 「(思いつき)そうよ、そうなのよ!(再び写真を見て)そうか、そうかも。」 パイパー 「?」 フィービー 「パイパーの言う通りかもしれない。おばぁちゃんたちが助けてくれてるんだ。」 パイパー 「じゃぁ、『未来を見る者』がフィービーだとしたら・・・。今までのことは 『未来を知る者』つまり、もっと昔に予知していたおばぁちゃんが、 『その時』がきたら見せてくれてるってこと?」 フィービー 「それは、ちょっと違うと思う。おばぁちゃんの力と私の力は同じ種類のはずだもん。 私たちは受け継いでいるんだから。」 2人 「・・・・・」 2人は考え込んでしまうが、思い当たったように同時に写真を凝視して、 それから顔を見合わせる。
2人 「マリアナ?!」
やったね、という感じで、満足げに見つめあう。
つづく
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