世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
DiaryINDEX|past|will
アリー 「これって、ほんと、すっごく触れたくない話題なんだけど、えーっと、うんと ・・・リンの言ってた『ラプンツェル』って、ハンドルネーム?だとしたら、 ネル、あなた、まだネット恋愛やってるとか?」 レネ 「カタフトモモ、ふふふ・・・」 アリー 「レーネ!うーるさいっ!」 ネル 「そう。悪い?アリーもはまってたじゃない。」 アリー 「だ、だ、だから、それは・・・」 ネル 「しかも事件がらみに発展させて・・・(笑う)」 アリー 「うーーー」
ネル 「・・・私がやっていけないってこともないでしょ。それに、エレインみたいに、 服は脱がないし、もちろん、アリーみたいにネットセックスなんかするつもりもないし」 アリー 「わ、私だって、そんな・・・。それにあれは、ちょっとした・・・・」 レネ 「ちょっとした、何?(笑ってる)」 アリー 「ええっと、だから、あぁ、もういい!いいんだから、それは!」 ネル 「(慌てふためくアリーをおもしろがりながら)エレインにも聞かれて答えたけど、 ほんと、楽しいの。世界中の人と、会ったことも、普通になら会えるはずもない人と、 話が出来るの。色んな話」 アリー・レネ 「色んな話・・・(意味深な二人)」
ネル 「それに、相手を見つけましょうっていうのが趣旨のサイトだけど、 私、会ったりするつもりないし。面倒でしょ? だからカタフトモモの悲劇は起こらないわ(笑う)」 アリー 「(かちん)、あ、・・・」 レネ 「うふ、カタフトモモの、カタストロフィー・・・」 アリー 「レネ!全然おもしろくないんだからね!つまらないこと言ってふざけないで!」 レネ 「はいはい」
ネル 「どうとでも言ってくれていいわよ。ほんと遊びだから。(思い出して) あ、私、明日の準備があるから、もう帰らなきゃ」 アリー 「きたとこなのに?」 ネル 「(あっさり)のぞいただけだし」 レネ 「(去ろうとするネルに)ねぇ、その中に、特別に、その・・・惹かれてる人って、 今いるの?」 ネル 「興味ある?」
レネ 「んー、私は、目の前にいないと、ほら、こう、感情がぐっとこないからさ」 アリー 「いったんぐっとくると、大変だけど・・・(ぼそっ)」 レネ 「(気にせず続ける)向いてないと思う。でも、あんたにはむいてるのかな? そりゃ、条件から入れるけどさ。でも、気をつけた方がいいよ。 側に居てくれない人に恋するのは・・・辛いと思うな」 アリー 「あ・・(一瞬レネの元彼不倫騒動がよぎる)・・」 ネル 「(笑って)ふふ、恋なんてしないから、大丈夫だって」 アリー 「そんなのわかんないわよ、ネル!だって、だって、本当に会ったことない人だけに、 想像ばっかりいいように膨らみすぎちゃったりしない?それに、それに、 条件だって、ウソかもしれないんだから!」 レネ・ネル 「あはっ、真実味あるー(笑っている)」
アリー 「はー!?心配して言ってるのに!」 ネル 「ウソかほんとか、会わないんだし、それもどっちでもいいかも」 アリー 「ねぇ、ネル、あなた、本気でそう思ってるの?」 ネル 「もちろん、ウソは嫌よ。でも、現実に目の前にいるからって、 その人の全てを知ってることにはならないし。男の言う言葉、全部、間に受ける女は ・・・うーん、イカレテルとまでは言わないけど、・・・待って、そうね、 反対に幸せかも。でもね、私はそうしたくても出来ないし、するつもりもないの。 (きっぱり)だから、おんなじだと思うけどな」
アリー 「・・・そうか、私は別の意味でイカレテルけど。」 レネ 「(こっそり失笑、アリーも自分をわかってきたなぁ、という視線)」 アリー 「・・・(明らかにラリーとのことを思い出している)相手のこと全部信じていたくたって、 離れていると辛くてダメ。近くに居てもダメになることもあるし(これはビリーのこと?) (なんだか、ブルーになってくるアリー)」 ネル 「アリー・・・あなたこそ大丈夫?それってラリーのこと? どっちにしてもダメになる予定なの?」
アリー 「予定なんかくんで恋愛しません!それに、今は、わたしたちが、 あなたを心配してるの!リンだってそうよ!」 ネル 「わかってる。ありがとう。ふふ、この事務所の特長よね。 今はそれをうっとうしいとも思わないから」 レネ 「ほんとにネル?」 ネル 「(ちらっとレネを見て)・・・でも、ほんと大丈夫だから。 別にネットの仮想恋愛で恋人を見つけようとか思ってないし。じゃ」
ジョン 「(入れ違いにジョンが入ってくる)あれ・・・?ネル、帰るの?」 ネル 「ええ、また明日ね、ジョン」 ジョン 「ああ、いい夜を」 ネル 「ええ、ジョンも」
つづく
My追加
|