世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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入ってきたジョンに気づき声をかけるアリー ジョンはテーブルに近付く
アリー 「(ハイ、と、手をあげ)ジョン・・・大丈夫?」 ジョン 「・・・どうかな?それより、ネルどうかしたの?」 アリー 「う、うーん。ちょっと・・・・」 ジョン 「・・・?」
アリー 「ジョンと別れたときネルって、結構きてたよね」 ジョン 「きてたのは、僕の方だよ。それに、もう、止めてくれるかな、別れ話のことは。」 アリー 「・・・メラニーとはもう会わないつもりなの?」 ジョン 「だから、そういう話しは・・・(ふとフロアーを見て)あれ、何?」
レネ 「うっふふふ、話にジャマだからって、アリーがラリーとリチャードを踊らせたんだけど、 マジでまだ踊ってる。律儀な男たち(と、立ち上がる)」 アリー 「行っちゃうの?」 レネ 「だって、楽しそう(満面の笑み)」 アリー 「えー?」 レネ 「アリーも行こうよ!ラリー、お待ちかねなんじゃない?」 アリー 「そうだけど・・・・」 レネ 「何?気になるんだったら、クッキーちゃんに聞いてみたら?元彼だし・・・ (ふふん、と笑って2人のいるダンスフロアへ合流)」
アリー 「(目で追いながら、横にいるジョンを見て)・・・ジョン、別れ話っていっても、 これは、昔の事だから、割り切って聞いてくれないかな?」 ジョン 「(耳をふさぐポーズをするが、ほっぺたまで手を下ろしてきて)・・・いいよ、アリー」 アリー 「ジョン・・・ありがと。ネルがね、あなたとやり直せないのは、 私がジョンと世界観を共有しているから、って考えていたじゃない?」 ジョン 「それが何で今更気になるの?それに、それは彼女が作った理由の一つだ。 もちろん、アリー、君と僕とは特別な友達だと感じているよ。僕の、この・・・ 変、変・・」 アリー 「ちょっと変わった世界?」 ジョン 「いや、明らかに、変人なところ」 アリー 「明らかに変人・・・」
ジョン 「それをわかちあえる君と出会えて、僕は確かに変わった。でも、それはいいことだ。 僕にとって。それが僕なんだから。僕はそこから抜け出す事はできないし、 抜け出すつもりもない。・・・・あっぁあ、メラニーともこういうことになったけど、 彼女とも僕はあるがままに付き合えたのは、君の存在が大きかったとは思うし。 でも、メラニーが更にそれが僕自身だって自信を与えてくれたからだ」
アリー 「明らかな変人ぶりを、わかちあえていたの?」 ジョン 「君とは別の次元でね。でも、もう彼女はそばにいない」
アリー 「あぁ・・・ごめんなさい。ジョン、メラニーの話をさせるつもりはなかったのよ。 私こそ、明らかな変人ぶりを分かち合えるあなたが、この事務所にいてくれて、 どんなに助かっているか。特に、こないだはね」 ジョン 「ラリーと離れていたときだね」 アリー 「うん、うん、そう(しんみりしている)」
つづく
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