世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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呆然とネルの扉の前で立ち尽くしてしまうアリー ネルが顔をかあげると、きっと発見されそうな位置
アリー 「はっ!!(立ち位置のまずさにも気づく)それで私は、どうしたくてここにいるんだろ ・・・これってかなりまずいような・・・」
画面上。ネルの『あなたは寂しくないの?』のあと入力される 発言はYOUではない。と、突然ネルが・・・
ネル 「げげっ!!何、なんなのこの女!!人がせっかくいい感じの問いを投げかけたあとに、 にゅ、入室ですって?!エラ?誰これ、(クリックしてプロフィールを探す) エラ、20代前半、プエルトリコ出身、特技・・・(嫌そうに)ラテンダンス・・・ げげっ!(チャット画面に気を戻す)何?なんなの、このラテンモード全開の ばかっぽい会話の入り!わざと、邪魔しようとしてるわけ? ・・・はー、やってらんない。えらいわね、YOUさんつきあって、 でも、困ってるっていうのがこの、誰!エラ?気づかないの? しかも、私には挨拶なしなのね、いいわ、受けて立ちましょう、 あんたなんか私も無視して退室!(ちっ!って感じ)」
アリー 「(自分の姿を省みたはずなのに、やはり見ている)」
ネル 「『じゃ、明日の仕事があるから私は落ちるわ。サヨナラ、YOUさん』・・・ 『えー?さっきから呼びかけてるのに答えてくれないしぃ、もう落ちちゃうの?』 ・・うわ、あなたの返事を待っているわけじゃないのよ!それに呼びかけ?・・・・ (過去ログを見ている)・・・あぁ、そうか・・・ 『エラ、名前で呼びかけてくれないと、あなたの質問だと、YOUさんへか、 私へかわかりにくいの、ごめんなさい』(ふん!)・・・ 『サヨナラ、ラプンツェル。・・あぁ、僕のHNのせいだね、ごめん』って、いいのよ、 YOUさん、あなたが謝らなくても・・・あぁ、だめ、また2人の時がいいわ、疲れた。 タイシツ!(クリック)ふーっ(ため息)」
ネルがはたと、顔を上げる。アリーがいる、居るはずのないアリーが・・・ 逃げそびれた(?)アリーもどうしていいかわからない、目が泳いでいる
ネル 「・・・・・(驚きから眉間に皺がはいり、怒りへ?)」 アリー 「・・・あぁ、あ。あ、これは、これには、えっと・・・・(しどろもどろ)」 ネル 「・・・(怒りかけて、突然大きなため息)はーーっ。どの人もこの人も・・・・」 アリー 「ネル・・あの、その、今、今ほんの今通りかかったの、(ポケットに手を入れていて) 鍵、そう、鍵忘れちゃって、部屋の電気ついてたから、いるのかな?って・・・ で、で、でも全然そんなチャットしてるなんて、はは・・・(墓穴)」 ネル 「(嫌味なくらい満面の笑みで)アリー・・・鍵なら今日はレネが一緒でしょ。 それにラリーも」 アリー 「あ、あ・・・そうね、そうだけど・・・そう、念のためってことで、 と、とにかくみんな下で待ってるから、行かなきゃ私」
ネル 「アリー・・・入って・・・」 アリー 「(ぎょっ!)い、いい、遠慮しとく。(ぶんぶん頭を横に振る)ほんと、 お邪魔しちゃったみたいで、なんていうか、ほんと行かなきゃ」 ネル 「ウソ、下手ね。いいのよ、とにかく・・・・入って」 アリー 「・・・・(言い逃れられる事をやってないだけに、おずおずと、小さくなって 丁度ドアのところに立つ。落ち着かない)」
ネル 「入ってきなさい、子猫ちゃん(猫なで声)」 アリー 「・・・?(猫?一瞬、周りをキョロキョロして、この人は何を言ってるの?という風)」 ネル 「おいで〜、子猫ちゃん。大丈夫、いい子だから入ってきなさい」 アリー 「ネ、ネル・・・どうしちゃったの?ま、まさか見えてるの?猫・・・」 ネル 「(にこにこして、軽く首を横に振り、手招き)」 アリー 「も、もしかして、私の事、だ・・・はは(力なく笑い、ネルに近付く)」 ネル 「いらっしゃい、子猫ちゃん。」
ネルのこの場合にして不気味なほどの笑顔に、はたと思い当たり
アリー 「好奇心が」 アリー・ネル 「猫を殺した」(語尾、アリーは驚いたようにあげ、ネルは断定的に下げ、少し笑う)
ネル 「(素に戻って)あなたじゃないんだから、子猫の幻覚なんて見えるわけないじゃない」 アリー 「あ、そ、そういう言い方は・・・」 ネル 「それより、何しにきたの?」 アリー 「え?・・・・」 ネル 「好奇心に勝てなかったアリー・マクビール。・・・でしょ?」
つづく
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