世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
DiaryINDEXpastwill


2002年04月26日(金) ネルmyラブ 11

リチャード 「はーい、注目!・・・できる人だけ、とりあえず注目!彼女はサンドイッチとか
       軽食のデリバリーをしてる。主に昼食用だ。裁判が立て込んだり、プライベートも
       ごたごたがちで外食どころか、テイクアウトする暇もないうちのメンバーのために
       良かったら、彼女の配達コースにここを入れてもらおうかと思ってる。
       いい上司だろう?(自己満足)ただし、誰も頼まないんじゃ、彼女も通り損だからね、
       とりあえず、試行期間で来て貰う間、どんどん頼んでみて欲しいんだ!
       うまいから!」

サンシャイン「よろしくお願いします」
アリー    「じゃ、リンの紹介なんだ」
リン     「そんな子、知らない」
サンシャイン「(悲しげー)」
リチャード 「おーい、リン、学生相手にそうストレートに出る事ないだろう?
       君に会いたいってプロモートしてきたんだから」

ジョン    「君、覚えてないの?」
リン     「だって、会ったこともないもの、覚えられるわけない」
サンシャイン「(泣きそうに悲しげ度アップ)」
エレイン   「ねぇえ、あなた学生なの?まさか、弁護士目指してて、ここに取り入ろうとか?」
サンシャイン「(ウルッとなりそうなところ、奮い立って)学生ですけど、法学部じゃないです、
       そんな目的ではないです。これは、バイトです」
リチャード 「そうだよ、えっと美術方面だっけ?なかなかお金がかかるらしいよ、
       学費や画材費の足しにってバイトしてるんだ。みんなも協力してあげて。
       だいたい、ほーんとうまいから」
アリー    「あなたの口がじゃないの?」
リチャード 「うまいねー、アリー。でも、ここのサンドイッチ、おいしいのはほんと」

アリー    「そう、それなら、私、今日買ってみてもいいわよ。何があるか説明して、
        あ!だめ!あとで部屋にきて!忘れてた、この書類渡さないと依頼人
        帰れないんだった。エレイン、お願い」
エレイン   「じゃ、あとで、私もアリーと一緒に選んであげる、ふふ・・・」
サンシャイン「ありがとうございます!」

ジョン・マーク  「いい子じゃない」
サンシャイン   「(期待の目を向ける)」
マーク       「あーごめん、今度の時、絶対頼むから、悪いけど、これからすぐ
           出なくちゃいけないんだ」
サンシャイン   「はい」
ジョン       「で、君はなんで、急にここに営業にやってきて、そんな感じなのかな?」

サンシャイン 「あの、(リンに)私、サンシャインと言います。友達がリン・ウーさんの
        エスコートクラブと泥レスで以前働いてて、それで、私もお目にかかったことが
        あるんです。それで、とても素敵な人だなって、憧れてて、それがこの前、
        他のオフィスに配達に行った時、お見掛けして、それで」
ジョン     「あぁ、それでドキドキなんだ・・・ってリンに?」
リン      「(ジョンをガルル気味にチラッと見てから)サンシャイン・・・
         バカみたいな名前。それまさか本名?」
サンシャイン 「いえ、私、日本人で、日本の名前、発音しづらいっていわれて、ニックネームです」

リン      「あ、そう。それから、私のことリン・ウーってフルネームで呼ばないで」
サンシャイン 「はい、すみません」
リン      「それから、それで、それで、ってバカみたいな話かたもやめて」
サンシャイン 「はい、すみません。つい緊張してしまって」
リン      「・・・(じーっとサンシャインの目を見てるが何も言わずに去ってしまう)」

サンシャイン 「私、嫌われてしまったんでしょうか?何か失礼な事言いましたか?」
ジョン     「リンはいつもあんな感じだよ。気にしないで。悪気は無い・・・から(多分)」
エレイン    「そう、あの人、いっつもあんな感じなの。もう憧れたくないんじゃない?」
サンシャイン 「いえ、益々、かっこいいです」
ジョン     「リンが・・・かっこいい?」
サンシャイン 「はい!もう、思いっきり」
ジョン     「・・・」
エレイン    「ふふ、あなたっておもしろいわね。じゃ、アリーのとこへ来て」
         
          その頃ネルの部屋の前にリン。半開きのドアをノックしながら

リン   「どうも」
ネル   「・・・」
リン   「あら、どうかしたの?」
ネル   「なんでもない」
リン   「なんでも・・・ないの?・・・そう」
ネル   「何か用?」
リン   「いい・・・・(去る)」
ネル   「(PCの前で頭を抱えている)」

       リン、さっさっさとネルの部屋から出てくると

リン   「ね、さっきのバカな名前の子は?」
ジョン  「リン、失礼だよ。彼女ならアリーの部屋だけど、ひどいこと・・・」

       リン、ジョンの話も早々にアリーの部屋へ、ノックもせずに

リン      「アリーまだあの変な名前の子いる?」
サンシャイン 「う・・・います・・・変でもいいですけど、サンシャインです。
        覚えやすいと思ってつけたのに」
リン      「今日初めて会ったあなたに同情してる暇はないの」
アリー     「そりゃそうだけど、リン」
リン      「あなたは黙ってて。サンシャイン、買ってあげるわ。お薦めはどれなの?」
サンシャイン 「(驚いて)あの、これです、これは・・・」
リン      「説明はいいわ。おいしいんでしょうね?」
サンシャイン 「はい、それは、間違いなく」
リン      「じゃ、それを一つと、ターキー、マヨネーズ抜きであるかしら?」
サンシャイン 「はい、後一つありました!」
リン      「それをいただくわ。ぬか喜びしないで、口に合わなかったら二度と買わないから」
サンシャイン 「はい、ありがとうございました!」
リン      「・・・・(にこりともせず、さっさと部屋を出る)」
サンシャイン 「(ぽーっと見送る)」

つづく


moto |M@IL日常こんな劇場(^▽^)ノネェネェd(@^∇゚)/前向きに

My追加