2002年09月24日(火) |
繰り返す記憶は心に積まれ、いつか思いを遂げる涙とかす。 |
■高い遠い空と温もりのような日射しと包むような金木犀の香り。■
●お気に入りの曲が出来た。 Lyricoさんの『キセキノハナ』 FM横浜で偶然流れていた曲で、ココロ詰まされた。 私が描きたい物のイメージと重なって目指す道が見えたような。 Lyricoさんの他の曲は全く知らないんだけれど、いつかは聴いてみたい声をしている。 アルバムも出てるんだけれどね、お金なくってさ(自爆)
●『トータル・フィアーズ』 先週映画を観た。 核がアメリカ国内で爆破されてしまうと言う内容の映画だった。 …………多分、ヒーロー物の映画に分類されるんだろうけれど、アレはちょっとどうかと思うよ? いやぁ、物語内容云々じゃなくてさ、原爆がどんな物かって結局知らないんだなぁって常々思い知った内容でしたのよね……。
いっくら核の規模が広島・長崎よりも小さいからといって、主人公があの“死の灰”の中を歩き回った挙げ句、原因を突き止めるったってどうにもならんだろ? いくら国のため、正義の為ったって……。 ちなみに核が爆発した場所はフットボール会場。で、犯人が居たとされる港は、もの凄く近いらしい(父談)だが!その犯人がいた場所(港)は、まるっきり原爆の影響を受けてない……。昔よりも性能が上がるんだから規模は小さくたって威力はあがるんじゃないの?
ってか、誰も被爆しないんだよね、あの映画の主要人物たち。 絶対、被爆する範囲に存在してるのに。 (被爆したのは核融合を直接さわってしまった一般人のみ……)
キノコ雲が見える範囲で、しかも、爆風ですっ飛ばされたりしてるのに、ケロイド状の人がいなかったり、あんだけの爆風の影響で気象科学に影響も出さず(本来なら“黒い雨”が降るはずなのである)←ってか、雨がね。
諜報戦という内容と、アメリカ大統領への軍などの対処、って云う部分はきっとかなりのリアルさを持ってるんだと思う。 けれど、原爆への認識が甘いことを思わず実感させられた映画でしたね。 原爆が落ちると言うことを描くなら、きちんと広島と長崎(どちらかでも)の原爆資料館に足を運んでもらいたかった。
被爆という現実は何代にも関わってくる問題だと言うことを知ってもらいたいです。だって、主人公とその彼女は最後に婚約するんだけれど、その二人ともが絶対被爆してるんだよ?(場所的に)自分たちにその影響が出なくても、その子供には出てくる可能性とかを、きちんと認識して描いてもらいたかったな。 だいたい彼女(CMで吹っ飛ばされてる医者の女性)死んでないし、怪我だって……。あんだけの爆風でガラス傷だって負わないのは間違ってるぞ!ってか、私アレは死んだと思ってたんだけれどねぇ。火傷の人もほとんど見なかったしな。電機も自家発電とはいえ思いっきり通じてるし。 大統領もさ、アレ被爆してると思うんだよねぇ……。
●映画自体はまぁ、面白かったよ? でもね。
公開前にMTVでかな?なんか紹介してたのを観たことあったんだけれど、その時のDJの男の子が確か「原爆に関してもうちょっと調べてほしかった……」って言ってた意味解ったよ!(ある意味解りたくなかったけどもさ)
●日本の歴史教科書 かなり色々問題となってるじゃない? した国と、された国との教科書の違い。 今の韓国・中国・台湾から色々言われてしまうこと。 私は日本がその国へどんなことをしたかは朧気ながらに知ってるけれど、やっぱり認識不足だし。じつは、やっぱり自国の悪いことから目を反らしたい、と云う気持ちもあって積極的には知りたくなかったりする。……そんなこと、言ってちゃいけないのにね。
で、考えてみたんだけれど。 それって、唯一の被爆国と言っている日本の教科書と、アメリカ(落とした側)の歴史教科書の差があるのかもしれないね。 アメリカの教科書ってか、アメリカ側は落としたことによって戦争が早くに終わったから、それは正義や世界のため、平和の為って大前提があるから「悪い」って認識が薄いと、思うのよ。や、そんなこと本当は解らないんだけれど。 でもね、原爆で亡くなってしまった人たち、またはその影響で死ぬことはなくてもずっと苦しんでいる人たちのことは知っておいてもらいたい。 勝手なことかもしれないけれど。
せめて、世界に発する映画を作る人たちはさ。正義あって、ヒーローであって、そして真実を伝えてもらいたいよ。
●遠恋。 ツライです。 つまんないです。 淋しいし、哀しい。逢いたいよ。 手を繋ぎたい。 手を繋いで歩きたい。 本当に些細なことでいいから、一緒にいたい。
母親に、「いつ帰ってくるか解らないなら、新しい人見つけちゃえば?」と、言われた。
そんなこと出来ればしてるさ。 出来ないくらいに囚われてるし、したいくらいに寂しいよ。
目一杯のおしゃれも、見せる人いなきゃつまらないよ。
ただ本当に傍にいていろんなモノを分かち合いたいの。ただその熱を感じたいの。 ただその存在を確かめたいの。
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