2003年06月11日(水) |
いつか訪れる現実と事実。 |
●『世界に一つだけの花』と云うか、『僕の生きる道』 このドラマは凄いと思った。 割と映画ならある内容のテーマではあったけれど。 ドラマで1クール見せてしまうんだから。
●奇跡なんて起こらない。 死んでいく道を、描くだけ。 死は誰にでも存在するもの。 突然訪れるもの。そしてあらかじめ宣告されているもの。
もし選べるというのなら、私は宣告されたい。 いや、病気になりたいというわけではなく(笑) あと、どれだけ生きられますよ、と。 一ヶ月でも三ヶ月でも半年でも一年でも。 その時までにやりたかったこと全てをやり遂げたい。 一ヶ月じゃ、出来ないことも沢山あるけれど。 でも、突然の死はやっぱりイヤだな。って、誰でもイヤだっちゅうねん(自分突っ込みで)
残される人も何もかも。
●ドラマを見て。 じゃぁ、私は何が出来るのだろう、と改めて思った。 上に書いたのは、私が自分のためにやりたいことであって、誰かのためにやれること、ではないから。
私は教師ではない。 ボランティア精神なんてものもない。
大それたことなんて必要ない。 することだって出来ない。当たり前の一人なんだから。 だったら。 家族、友人、大切だと想う人を、最後まで大切にする。 それだけしかできない。 それだけで充分だと思う。 それだけで良いと思う。
それが現実で真実だと思うようになった。
●自分じゃなく大切な人が。 自分じゃない方がよっぽど辛いかもしれない。 両親や妹。祖母や叔父。 友人、大切な人。
何がどうあったって、助けたい延命させたい、と思う。 きっと滑稽で愚かなことかもしれないけれど。 本人が、もしかしたらそれを受け入れてしまっていたとしても。 自分が悲しまないために。 きっと。
ただ自分のために。 ただ自分が悲劇に酔うために。 悲しみに浸るために。 それでも、本当にその人に生きていてほしいと願う心はやっぱり真実だから。
●今はまだ、そんな身近な死には立ち会ってないけれど。 いや、もう立ち会ってはいるけれど。 それはもうすでに気付いたら死を迎えていたのだけれど。 気付いたらそう、もうすべてが終わっていた。 何をどう考えると言うことよりも。
父方の祖父母は入院して、あっという間だった。 母の下の弟は、山での事故で連絡を受けた時にはもうすでに亡くなっていた。 だからこそ。 これから絶対に避けられない事実として、誰かに死が訪れる。 それはとても怖い事実で。 本当は私が最初にいなくなってしまいたいことでもあるけれど。 それは誰にもわからないことだから。
いつか訪れる現実を、強く受け入れることが出来たらいいと思う。
●『世界に一つだけの花』 マッキーは凄いな。 元々槙原さんの歌はメッセージ性が強いと思ってたけれど。 なんか、当たり前だけれど、その当たり前を歌に出来ちゃうなんて凄いなぁって。 その歌を歌うことが出来たSMAPも良いなぁって。 マッキーが歌っても凄いけれど、これはやっぱりSMAPが歌ってこそじゃぁないかなって。
●歌詞も好き。 と云うか、歌詞が好き(笑) そういや、みんな花束抱えてると幸せそうな顔してるなぁって。 改めて思ったり。 道っぱたの、雑踏の中でちっちゃな花とか咲いてるの見たりすると、強いよなぁって感心したり、つい目を細めて気付かないうちに笑顔だったり。
花屋行って、同じバケツの中に生けてある花見ても、一生懸命フィーリングの合う花見つけたりするもんなぁって。 いっぱい花芽の付いてるヤツや、花芽は一つだけど凄く綺麗な形だったり。 同じピンクでも薄かったり濃かったり。 どれもでも綺麗で。
この歌聴いて。 「よっしゃ〜」って。じつは握り拳つくった。 頑張ろうって。 ねぇ、誰にでも誇れる何かがあるんだよって、気付かされた。 活かすのは自分次第って。
●中居くん。 この、『世界で一つだけの花』の最初のソロは中居くんである。 マジでビックリした(失礼な話しだが) 中居くんは音痴、として有名である。果たして音痴が直ったかどうかは知らないが、この最初のソロを聴いた時、優しい声だなぁと思った。 普通に喋ってたりする声よりもずっと低くて聴いていて心地の良い声だった。 私的には気に入る声。 世間の、SMAPファンの方や中居くんファンの方はもうずっと知ってたのかもしれないけれど。 私は取り敢えず、この歌で中居くんの歌声を実感出来た、と記憶しておきたい。 (他の曲でもソロパートあったけれど、短かったり歌の最後の方だったりしたからね/苦笑)
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