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| 2023年11月03日(金) ■ |
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| 『FESTIVAL de FRUE 2023』DAY1 その1 |
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『FESTIVAL de FRUE 2023』DAY1@つま恋リゾート彩の郷
お初のFESTIVAL de FRUE、1日目のみ参加。いやー楽しかった。昨年の『FESTIVAL FRUEZINHO 2022』と『after FdF』がとても楽しく充実した内容だったので、いつか本祭(?)にも行ってみたいなあと思っていたところClown Coreの出演がアナウンス。これはもう! と参加決定。サム・ウィルクスが別日になったのは痛かったが仕方がなーい! 観たかったよーうわーん!
それにしても自由度高く適度に不便で適度にユルい塩梅がいい。不便を上回る楽しさがあるのです。参加人数がこれ以上増えるといろいろルールが増えて窮屈になるかも。でもあんまりにもひとが来ないと主催が困るかも。とにかく新参者からすると丁度いいと思えるフェスでした。
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掛川駅に到着し、シャトルバス乗り場を探すが見つからない(笑)。張り紙や案内がない。スタッフもいない。なんとなーくひとが集まっているところに行って訊いてみると、皆さん「いやーここか判らないけど、ひとがいるんで……」との答え。で、その集まりも、並んでるというより日陰だから(この日暑かったので)そこにいるという感じ。先頭がどこかも判らない。そのうち新幹線が着く毎に続々とひとがやってきて行列発生、自分たちのいるところが先頭グループになってしまった。これでここが停留所じゃなかったらどうしよう…責任を感じる……と不安になっていたところにバスが来た。合ってた! よかったよかったと乗り込みました。
バスが来る迄、隣のエルメート・パスコアール好きで2日間参加するというおじちゃんと何観るんですかーと話す。クラウンコアです! 覆面バンドで初来日なんだけど、中の人は何度も日本に来ててすごい演奏をするんですーという話をしたら、知らないけど観てみますねーといわれた。お互い初参加で、SNSで観てたらとても楽しそうなフェスだったんで……という共通点。ですよね〜あれ見たら行ってみたくなりますよね。FRUE陣営、SNSの使い方巧い。
ちなみにバスは30分に1本、往路は無料。最初に来たバスに乗れなかったひとが行列の半分以上はいたかなー。あのとき並んでいた全員がバスに乗れたのって、1時間半後くらい? それでも昨年迄1時間に1本の運行だったそうなので、かなり改善されたのかも。あとやはり車で来るひとが多いのかも。会場迄は徒歩40分くらいとのこと。次便を待ってられん! と思ったら歩いちゃえという選択肢があるのはいいですね。
会場到着、リストバンドを貰い、しばしうろうろ。The Hallの開場は12時とのことで1時間くらい間がある。既に始まっているGrass Stageに行ってみる。E.O.Uがスピン中、キャンプサイトにテントを張っているひと、芝生に寝転んでいるひとがぼちぼち。緑が沢山、気持ちいい。それにしても11月とは思えない暑さ。夜は冷えるというのでヒートテック着ていくか迷ったんだが、エアリズムにしてよかった。寒くなったら上着着ればなんとかなる。
さてホールが開場。半野外というか、側面と後方がブチ抜きになっており、外の光と風がよく通る。FRUEZINHOの会場である立川のステージガーデンも後方が野外ブチ抜きになる仕様だった。そうか、このホールがイメージの源だったんだ。で、いい感じに寂れている……というと失礼か、歴史が感じられる。あちこち錆びていたり。でも設備もトイレも清潔で、だいじに手入れされている印象。そう、つま恋リゾート彩の郷は元ヤマハリゾートつま恋。「ヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)」の会場として使われていたところなのです。1974年から数々の音楽が流れてきたホール、来年50周年ですね。いや〜いいとこでやってるな〜。
昼ごはんを調達、二階席に陣取り、以降は転換毎に席を移動しつつ過ごす。そうなのいつも席が適度に空いてるの。近くで観たいひとや踊りたいひとは一階のフロアに降りる、休みたいひとやのんびり観たいひとは椅子席に上がってくる。快適。敷地内のホテルノースウィングも出入り自由でトイレが利用出来るので、転換時に飲み物を買いに行ったり(瓶、缶は会場持ち込み禁止でしたがペットボトルはOK)、ロビーでポプコンの歴史パネル展などを観たりしました。
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■CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(The Hall) お初です。プロフィールには「東京発の3人組コミックバンド」とありました。しかし笑わせるようなMCはなく、楽しい歌と演奏で皆ニッコリ。サポート入れて全員で6人だったかな。Drs、Perc、B、G、Key、DJ、Voという編成で、ほぼ全員が複数のパートを担当。メインでVoを張っていたサポートの方は手持ちのシンバルをマレットで叩き乍ら唄う。パーカッションの音数も多く、気持ちいいリズム。中南米音楽のリズムパターンの1種が“cho co pa co cho co quin quin”なんですって。「リンゴ追分」のカヴァーも格好良かったです。 ・CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN、「都内の路上にて曲を作る」動画が話題に バンド結成から無二の音楽性まですべてを語る┃Real Sound ルイス・コール、Clown Coreの名前も。繋がってますねえ。
■Fabiano Do Nascimento(The Hall) ギター弾き語り。ボサノバが基調、暖かく優しい声。秋晴れ、昼過ぎになんてピッタリな音楽。いやいやきっと夏の朝にも、冬の夜にも、春の夕暮れにも寄り添う音楽なのだろうと思う。いつでもどこでも傍にいる、そんな音楽。 ベースが置いてあるなあ…一昨日DOMMUNEでサム・ウィルクスと共演してたよなあ、ひょっとして……と思っていると、「夢が叶った、こんなことがあるなんて」と紹介されてゲスト登場、不勉強乍ら存じ上げない方。ハッピーな空気のなか一曲共演。最後に固いハグ。パスコアールグループの方かなと帰宅後調べてみたらやはりそうで、Itiberê Zwargだったとのこと。FRUEはこうした飛び入りセッションが数多くあるそう、いいですね!
■cero(The Hall) そもそもFRUEが暗い(会場が)というのは、�眈襪気鵑�いってたことなんでした。この日も�眈襪気鵝◆屬い筺�FRUE、相変わらず暗くていいですね〜」っていってた(笑)。謎深く奥深く、いつ観ても印象が変わるバンド。ふわりふわりと喋る�眈襪気鵑脇輿崖諒僂靴洞�い歌を聴かせるし、ポリリズムがベースで踊り続けられる。小田朋美さんもノリノリ。FRUEの常連角銅さんは「Queen of FRUE、角銅真実!」と紹介され暖かい拍手で迎えられていました。
■Angel Bat Dawid(The Hall) 全く予備知識なしで観ましたがすごかった。広いステージの中央に、全て座ったまま手が届くようびっしり配置された楽器と小物。自室を再現しているかのよう。音リハの時点でどんどん演奏を展開し、もう本番なのか? と思っていたら引っ込み、しばらくしたら地声で唄い乍ら登場。その後は多分全部即興。唄い、シンセを鳴らし、クラリネットを吹き、踊る。スピリチュアルジャズ、という言葉だけでは片付けられないけれどどこかと交信しているとしかいいようがない。と思うといきなり「エリーゼのために」を弾き始めたり。スピ一辺倒ではなく、演奏力はしっかりあるってとこでますます訳が分からず。というかホンマもんのスピってそういうことかもしれん。セッティング〜本番〜片付けの境目も分からず呆然。息をするように音楽を奏でる。最後に一曲共演したゲストヴォーカルはEva Supremeという方だそう。
それにしてもずっと音がいい。出演者の楽器編成も、演奏されるジャンルもバラバラな上、半野外なのに。PAすごいなあと思っていると、フロアに続々と真紅の服やアクセサリーを身につけた観客が集まってくる。GEZANはリハの時点でバチバチの演奏、サウンドチェックからもう凄まじい。このまま聴いていたいが後のことを考えて中座。しかし思いの外ごはんの出来上がりが遅く、並んでいるひと同士で時間かかりますねえでも出来立てはおいしいですもんねなどと話しつつ焦る。すると背後からバグパイプの音色が。タカさんが演奏し乍ら会場に入っていった。ギャ〜始まってしまった! でもこれ、ある意味ラッキーだったかも。スタート地点を見られた訳だし。
■GEZAN(The Hall) という訳で序盤見逃しましたが聴いてはいたよ! いやはやすごかった……この日にしか鳴らせない音を豪速球で投げてくる。Million Wish Collectiveと鳴らしたFUJI ROCK FESTIVALから約3ヶ月、剥き身の4人。先月突然旅立ったOLAibi、そしてパレスチナ情勢。大きな喪失と怒りをそのままぶつけられたかのようだった。 “神様を殺せ、権力を殺せ、組織を殺せ、GEZANを殺せ”。ステージは「赤曜日」で始まり、「EXTACY」では“お前らは線をまたいだ”と矛盾を暴き、「東京」の“メディアは終わる”を“メディアは終わってる!”と繰り返し叫ぶ。 プロテストソングを鳴らすバンドだと思っているが、それ故「音楽に政治を持ち込むな」などというひとは徹底的に嫌うだろうし、冷笑するひともいるだろう。しかしそれだけ周囲を巻き込む力が強い。無視出来ない。通りすがりのひとを振り向かせる(北、というより強)風と太陽を持ち合わせ、不器用かもしれないが賢さがある。ことを起こす衝動は大きなものだが、頭の後ろは冷え、醒めている。七転八倒し乍らバランスを探す。
ここ迄ラテン、ジャズ、フォークロア、インプロ、ロック。そしてプロテストとスピリチュアルなメッセージ。つくづく不思議なラインナップ。一見バラバラに感じる音楽は、FRUEという場に集まれば“魂の震える音楽体験”になる。垣根などない、いや、垣根を壊せと知らせてくれる。
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