音を聴く日々。
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2007年12月15日(土) |
くるりで感涙の今週でした |
年末のうちに悪いところを治しとこう、と病院めぐり。 昼過ぎに起きて、歯医者(歯が痛い)→ 眼科(視力がた落ちのためコンタクト作り直し)→ 整骨院(なんだか頭が痛い) そして、のどはまだ治らず。 健康体になるには道は長い。 まずは、運送不足をどうにかしないといかんなぁ。
まぁ、それはいいとして、今週はくるりのライブに行きました。
12/12(水)は、くるりの「ふれあいコンサート ファイナル」を見に パシフィコ横浜 国立大ホールへ。 みなとみらいは、すっかりクリスマス色。 パシフィコ横浜は、キャパ5000くらいあるらしく、とにかく広く、天井が高かった。 私と友達の席は、Aだったのでそれほど後ろではなかったのだが、 右端で、ステージがあまり見えず。 メガネでくればよかったと思うも、時既に遅し。 ステージ上には、中央に指揮台、その後ろにオーケストラの皆さんが座る席、 向かって右側にコーラス隊、左側にくるりプラスドラム、サポートギター。 ということで、肉眼では岸田君、佐藤君の表情まったくわからず。 あー、岸田君赤いパンツはいてるなー、佐藤君、帽子被ってるなー、 くらいの印象だった。
ライブは、ウィーンアンバサダーオーケストラ (第一・第二バイオリン、ビオラ、チェロ)16名による 「ハイリケンシュタッド」からスタート。 生で聴くオーケストラの音の厚みにここで早くも圧倒される。 続いて、くるり、バンドが登場して「ブレーメン」。 もう、何も言えなくなった。 ただ単にオーケストラと共演しただけではない、 新しい演奏を聴かせてくれたCDの音源もすばらしかったけど、 その非ではなかった。 弦楽器の力強く、優しい響き、音の揺らぎ、 オーケストラとバンドの音が聴かせてくれるハーモニー、 ホールに響き渡る岸田君の声。 月並みな言葉だけど、本当に素晴らしかった。 岸田君は「どうせ死ぬなら明日より今日。それくらい今日は嬉しい」と言っていた。 私はですね、大人でよかったなぁとしんみりしていた。 自分のお金でチケットを買って、会社を早引きして、横浜まで来て、 こんな素晴らしいライブが見られるなんて、 高校生の私じゃ無理だっただろう、と思って。
あと、選曲もくるりらしくて、すごいぞ、くるり!だった。 オーケストラと一緒だからと言って自分たちの世界観を崩さない選曲。 「アナーキー・イン・ザ・ムジーク」みたいな盛り上がる曲もあり、 エレクトロニカなインスト曲もあり。 印象深かったのは、一部においては「春風」、 二部においては「惑星づくり」「WORLD'S END SUPERNOVA」。 まさかこれをやってくれるとは!ですよ。 「春風」は、岸田君とサポートギターの方の掛け合いが楽しそうで、楽しそうで。 終わって欲しくなかった。 特にサポートギターの方の音色が、ものすごく良い音で感動したのであった。 (と思ったら今話題の佐橋さんだった。あらきさんのドラムも良かった) 「惑星づくり」は、インストで変な曲とのイメージがあったのだが、 オーケストラの音が入ったら、一気に壮大なメロディに。 これぞ、音のマジック。 「WORLD'S END SUPERNOVA」は、原曲の泣きながら踊るイメージそのままに、 弦が加わって、音の厚み、渦巻く曲の世界観は無限大。踊りたさ200%。 が、岸田君から「今日は絶対たってはダメ、立ったら警備員さんに撃たれますよ、ははっ」と 何度も釘を刺されていたので、立てず、踊れず。拷問のようだった。
本編ラストは、「ジュビリー」。 曲が始まって自然と涙がにじむ。 泣ける。 なんだかわからんが、何かがこみ上げてきて、ずっとここにいたくて困った。
アンコールはまず、くるりの2人が登場して、指揮台に立ってご挨拶。 そうかー、くるりは2人になっちゃったんだなぁと改めて思う。 そして、「やるつもりはなかったんやけど・・・」と言いつつ、 2人きりで「男の子と女の子」を聴かせてくれる。 シンプルな演奏に浮かび上がる岸田君の歌。 今回、オーケーストラとの共演で負けちゃじゃないか、と思っていた岸田君の歌。 でも、実際はいつもより一層際立って聴こえて、 素朴でまあるいその声の良さが、お客さんみんなを包み込んでいた。
岸田くんの「だんだん増えていきますから」というMCがあって、 バンドメンバー&コーラス隊のサスペンダースの3人が登場。 アンコール2曲目はこのメンバーで。(何やったか忘れた・・・)
そして、オーケストラのメンバーと指揮者のイケメンさんが登場。 岸田君の愛あふれるながーいメンバー全員紹介があった後 最後は、「言葉はさんかく こころは四角」。 曲が終わると拍手、拍手、拍手。 立っちゃだめと言われていたが、ここはみんな総立ちに。 それに笑顔で答えるステージ上のメンバー。 最初は客席に向かって長いこと挨拶をしていた皆さんも、 そ鳴り止まない拍手に応えてもう一曲やってくれることに。 「もう曲が本当にないんや」という岸田君の言葉で再びの「ブレーメン」。 うれしかったなぁ。 ここは客席みんなで立って、この素晴らしい時間を全身で受け止めた。 岸田君がここに来れた人たちは「ラッキーガール、ラッキーボーイやで」って 言ってたけど、本当にそうだと思う。 こんな経験滅多にできることじゃない。 音楽の力でこんなに感動できるなんて思ってもみなかったよ。 くるりを好きでよかったなぁ。 岸田君と佐藤君に、ステージを作り上げた皆さんに、 一緒に参加した友達に、みんなにありがとうと言いたいです。
そんでもって、今度は立ってくるりが見たい。 次は、カウントダウンだ!
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