集英社文庫 石田衣良 著
やーっと文庫化ですよ! 待ってましたですよ。 今までハードカバーのみだったので買うの我慢してたんですよね〜。
「うつくしい子ども」を読んだ時もそう思ったのだけど 石田氏の書く文章はなんか沁みるという感じなんですよね。 いい意味でウェットなの。 じめじめ〜とかしつこいとかそういうウェットさではなくて じんわりというかそういう水っぽさ。
タイトルからもわかるように娼婦+少年って感じなんですが 作中では徹底して娼夫と表現されてます。 男娼でもホストでもない、そういった曖昧な部分があるのかな。 ちなみに性を売る少年の話ですがオトコ相手ではないので。念のため。 そういう話なので性描写が結構多いですがそんなに生々しくないです。 話を進める上でそういう描写が必要だったというだけで それがメインではないので全然気にならないという方が正しいかな? 結構なんつーかこう、どろどろした性を露骨に書いているのに 読んでいて嫌な気持ちにならないのはすごい。 透明に、鮮やかに描かれていて読後はちょっと癒されたような気になる。 でも透明すぎて現実味がないって感じもしました。 あと石田氏の書く女性は結構好きかもしれません。
女性に相対しながらその欲と秘密の淵に立ち 自分にも相対していくというのは 他人に対することでしか自分を確立できないというのに何か似ている。 他人の存在が自己を形作っているということなんだけど 自分を作っているのが自分以外の何かだというのは不思議なことだ。 でも確かに他人がいなかったら自分の境界線なんて曖昧なんだろうな。 比する対象があるから自分がどういうものなのか解るのだし。
男子バレー、アテネ絶望ですね……。 3試合連続フルセットの末の負け。 これってきっと精神的にすごく辛いんじゃないかなと思うけど ここって時に決定力のないチームの欠点が浮き彫りになってる気がします。
あと女子に比べてスタミナないし、精神的に弱いよね。 これからの試合はせめて1つでも多く勝ってくれ〜と思う。 個人的にはもっと細川に活躍して欲しいのですよー。 加藤は腰の故障だから仕方ないにしてもなー。 ピンチサーバーで出てきた選手がサーブミスはないだろうよ、という。 攻撃的なサーブはいいと思うんですけど。 でも甲斐は凄かったですね。うん。 童顔だから髭のばしてるってのもわかる顔です(笑)
しかしNEWSと伊東美咲と菊間アナは邪魔だー。 試合途中にイチイチ↑の人たちを映す意味がわかんない。 おかげでいいプレーを見逃したりするしさー。 だいたい試合前のNEWSの歌も邪魔だ。
そうしないと観客が入らないっていうのもわかるけどさー。
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