2009年05月24日(日) |
レーシックの検査に行ってきました。 |
日曜だけど、いつも通りの時間に起床。今日は、福岡にレーシックの適応検査に行く日です。
……しかし昨日の日記にも書きましたが、ユウが体調不良。昨日は結局夕飯もほとんど食べなかったし、熱もまだ高い。この状態で置いていっていいんだろうか?…とちょっと悩みましたが、父親である次郎君がいるわけだし、確かにご飯は食べなかったけどポンカンは食べたし(柑橘の1種なので消化にはあまり良くないんだけどね)、ただでさえ土日しか検査に行けないのにこれをキャンセルしたらまた軽く2週間後とかになっちゃう。
というわけで、予定通り行く事にしました。飲みに行ってて昨夜のユウの様子を見てない次郎君に 『熱が続く時は、念のため連絡してから発熱外来を受診してもいいかも』 と状況説明の置き手紙をして、まだ寝てる2人をそのままに家を出ました。ちなみに、検査の都合上 『検査後数時間は光がまぶしかったり手元が見えにくかったりしますので、ご自分で運転してご来院は避けてください』 との事だったので、実家の父に駅まで送ってもらいました。
で、検査の話です。
ちょっと前に、ここで 「レーシックやりたいなーどうしようかなー」 みたいな事を書いたのを覚えてる方もいらっしゃるかもしれませんね。あの後、4月末には眼科でのコンタクト許可が出たんですよ。で、レーシックの検査前には3週間ほどコンタクトを外して過ごさないといけないので(ハードの場合ね。ソフトの場合は1週間ぐらいでいいそうです。でも病院に寄ってこの期間は違うので、検討してる方はちゃんと調べてね)メガネ生活を送ってたこの機会にレーシックの適応検査をやってみようかな〜…と思ったのですが。
ネットで『レーシックをやった人・またはやるつもりの人』が意見交換をしてる場をちょこちょこ見てみたら、結構 「術後はかなり痛くて、このまま失明するんじゃないかと不安になるほど辛かった」 という人がいたり、術後に夜間の灯りがちょっとぼやけたり滲んだりするハローやグレアという症状が結構酷くて 「夜、雨が降ってる時に運転して死ぬかと思った」 という人がいたり、意外とデメリットもあるのか?と思えてきてちょっと不安になっちゃって。
もちろん、術後の痛みは一時的なものだし(普通はせいぜい1〜2日、たまに数日続く人もいるって程度で、中にはほとんど痛くなくて手術の後に外食して帰ったなんて強者もいた)、ハローもグレアも改善はしないけど慣れるものみたいで、個人差はあれど数ヶ月で気にならなくなるらしいんです。でもなんせその痛みや見えにくさがどのぐらいのものなのかが見当がつかないし、この前の親知らずを抜いた時の痛みの引きずりようを思い出すと、自分が『痛みが数日続く人』や『ハローもグレアもいつまで経っても酷くて慣れない人』に属するんじゃないかという気がふつふつと。それでちょっと腰が引けてきちゃって…_| ̄|○
どうしようかなーやろうかなーでもやって後悔しても取り返しがつかないんだよなーと悩む事2週間。でも上記のサイトを見ると、最終的には 「多少の不便はあるけど、やって良かった!」 という意見が圧倒的に多くて。その声に勇気をもらって、ようやく福岡にあるクリニックに検査の予約を入れたのが5月半ば。そしてようやく検査当日になったわけです。
JRで博多駅、さらに地下鉄で天神へ。地下鉄天神駅を出てすぐのビルに入ってる『神奈川クリニック福岡院』です。ネットで調べた限りでは、ここと品川近視クリニック福岡院、そして錦糸眼科という3つが福岡でのレーシックトップ3のようです。
受付に行くと、まずは問診表を書かされました。問診表を受付に提出して内容確認の後、今日の検査の流れやいろんな説明が書かれた紙をクリアファイルにはさんで渡され、しばらく待ってからいよいよ検査開始です。
正直言うと、検査の中身に関してはよくわからなかったです(^^; 普通の眼科でもやった事ある眼圧や視力の検査はもちろんありましたが、それ以外にも角膜の厚みとかいろいろ調べられたようです。麻酔の点眼薬をしてから、目に直接何かの器具を当てて何かされた時はさすがにちょっとドキドキしましたね。麻酔が効いてるから全然痛いとかはないんだけど、あれってもしかして眼球に何か刺されてたんだろうか。きゃー。
この検査の途中で、瞳孔を開かせる目薬をされる。このせいで光をいつもより多く集めてしまって、普通の照明が実際以上にまぶしく見えたり、焦点が合わなくなってちょっと視界が不安定に。そうか、これがあるから『運転して来ちゃダメ』って言われてたんだな。
各種の検査が終わった所で、レーシックについてのDVDを見せられました。内容は、手術の説明とかよくある質問を集めたQ&Aとかだったんですが、最初のメニュー画面の時点で1つの事実が判明。
どうやら私、普通のレーシック手術は受けられないらしい。
DVDのメニュー画面に、4項目あったんです。 1 レーシック、イントラレーシックについて 2 エピレーシック、フェイキックIOLについて 3 ・・・・・・ みたいな感じで、3・4の項目の中身は覚えてないんですがとにかく4項目。
で、私の検査を担当してくれたお兄さんが 「DVDの、2項目目を見てください」 って言ったの。
………つまり、レーシックとイントラレーシックは対象外、って事ですね?
レーシック手術っていうのは、大雑把に説明すると 「レーザーで角膜を薄く削って視力を回復させる手術」 です。使う機械やちょっとした方法の違いでレーシック、イントラレーシック、エピレーシックと名前が異なるわけで。
で、もちろん検査の結果手術が出来ないって人もいるのです。角膜に削れる程の厚みがない場合ってのが一番多いのかな。その人の眼球の状態に寄って、可能な手術が違ってくると。
という状況で『1 レーシック、イントラレーシックについて』を飛ばして『2 エピレーシック、フェイキックIOLについて』を見てくださいって言われたって事は、私は多分普通のレーシック及びイントラレーシック手術は適応外なんだ。
ちょっとショックではありましたが、まぁ仕方ない。手術できるだけでもマシだよね〜。でも確かエピレーシックの方がちょっと高いんだよな…とか思いながらとりあえずDVDを見てしまい、さらに待合室で待つ事しばし。番号を呼ばれて診察室に入りました。ここで先生の問診があり、その後に料金などの事も含めた詳しい説明です。
そしてここで知らされたさらにショックな事実。
私、エピレーシックも含めてすべてのレーシック手術が適応外でした。
私が見せられたDVDの中で、私に可能なのはフェイキックIOLという手術のみだったんです。
理由は、簡単に言ってしまえば『近視と乱視が強すぎるから』。特に眼病もないし角膜の厚みも普通レベルで眼球の健康状態は悪くないのですが、近視が強すぎて、裸眼で生活できる視力に達するまで角膜を削っちゃうと、ちゃんと学会とかで決まってる『最低限残さなきゃいけない角膜厚』を満たせないんだそうです。
ここで勧められたフェイキックIOLという手術は、レーシックとは根本的にやり方が違って、簡単に言うと 「オーダーした特製のコンタクトレンズを眼球内に直接装着する」 という方法。普通のコンタクトと違って、眼球の中に入れちゃうから汚れたりする事もない(=ケアの必要がない)し、激しいスポーツや格闘技で目に直接衝撃を受けたりでもしない限りはレンズの破損の心配もない。角膜にはまったく手を加えないので、角膜厚が足りない人や角膜の状態が悪い人でも可能だし、もしフェイキックだけでは希望する視力に達しなかった場合はレーシックと併用する事もできるのです。
この説明だけだと、すごくいい手術のように聞こえるでしょ?でもなんでこっちじゃなくて普通のレーシックが人気なのかというと、それはもう単に金額の問題。この神奈川クリニックでは普通のレーシックなら10数万円、イントラレーシックやエピレーシックでも20〜22万円前後で受けられます。そこにWEBクーポン(HP見て来ました、ってやつね)や平日割引(土曜日だけちょっと料金が高い)とか、既に手術を受けた人からの紹介チケットなんかを合わせるとさらに2万ちょっとの割引が可能。
つまり、割引を最大限に利用できれば、ちょっと高めのイントラレーシックやエピレーシックでも17〜18万で受けられるのです。(だから、交通費その他がかかっても、熊本でやるより福岡でやった方が最終的には安く済むのですよ。熊本ではレーシックって1軒しかやってなくて、それが両目で35万かかっちゃうから)
……という料金設定の中、フェイキックIOLの費用は、驚くなかれ80〜100万前後。そりゃー勧める先生も申し訳なさそうになるわけです(苦笑)しかもこの手術、現在はまだ福岡ではできないそうで、もしやるなら東京・大阪・名古屋あたりまで行かなきゃいけないの。一応病院の方でも『遠距離補助』みたいなのはやってて、遠方から来る患者さんには宿泊費や交通費に補助が出るそうですけどね。
ちなみに、その使用するレンズというのはもちろんハードレンズのように固いものではなく、ソフトレンズのようなぷにぷにしたもの。もしやる場合はもっと詳しく目の状態を調べて、大きさや厚みなど個人個人に応じたオーダーメイドになるんだそうです。それも海外(オランダって言ってたかな?)に発注して、出来上がるのは1ヵ月半〜3ヵ月後なんだって。
さすがに、まだ子供が小さくて、できれば近いうちに2人目も欲しいと思ってて、さらにできれば1〜2年うちにマイホームを建てたいね…という今の状況で、自分のためだけに100万近くも出せる余裕はなく…(--; 一応、この手術が福岡で可能になったら連絡をもらう事になりました。うん、とりあえず……宝くじを買っておこう(苦笑)
と、いうわけで、残念ながら夢の裸眼生活は夢のままで終わりました。一応、事前に調べて 『適応検査の結果、全体の1割ぐらいは手術が出来ない人もいる』 という事は理解してたのですが、いざ自分がその1割に該当してしまうと結構ショックでしたね。結局、病気の子供を旦那に任せてまで県外まで検査に行って、駅とクリニックを往復しただけで帰ってくるハメになりました。ごめんね、ユウ(泣)
熊本に着いたら、その足でコンタクトショップへ。どうせこないだまで使ってたコンタクトはもう5年近く前に作った奴だし、この機会に新しく作り直そうと思って。一通り検査してもらって、取り寄せをお願いしてきました。次郎君に迎えに来てもらって帰宅。
あ、ユウは結局病院に行ったそうです。診察の結果、溶連菌感染症という病気でした。子供がよくなる病気で、全身の発疹と高熱が出るんだって。明日もう一度診察に来てくださいって。明日は母が定休日なので預かってくれるけど、火曜日は仕事休まなきゃかな。
|