今年、初めて買ったマンガは『ピューと吹くジャガー』の第2巻です。ここ最近、心から面白いと思えるマンガに中々お目にかかれない。7年ぐらい前までは、年間300冊はコミックスを買っていたのですが、震災後から、年間購入数はなぜだかドンドン減り続けて、去年は数えてみたところ27冊でした。このところ、その逆に「本(ハードカバー)」の購入数が増えてきて困ってます。「本」は分厚い分、本棚がすぐいっぱいになるんですよ。ちなみに、今日『ジャガー』と一緒に買った本は時雨沢恵一 『キノの旅�后�猪瀬直樹 『ラストチャンス』草柳大蔵 『きれいな敬語 羞かしい敬語』草柳大蔵 『花のある人 花になる人』向山淳子 『世界一簡単な英語の本』ネイチャープロ編集 『花とみどりのことのは』松山千春 『月刊松山 SAGA 11』 話がずれてしまったので、元に戻して、なぜ最近のマンガが面白くないのか、僕なりに考えてみました。中身のないキャラクター(の外見)に依存した、どこかで読んだ事があるようなヒステリックな作品が目立つからです。震災後、オウムのテロや色んな悲惨な事件事故が増え続けています。ヒステリックな世の中で、ヒステリックな作品を垂れ流す…そんな作品ばかりを好む出版社に、嫌気が差したのも理由のひとつです。(マスコミも音楽業界もTVゲームも同じ道をたどってますね。)やたら見る者、聴く者に対してインパクト与えるだけを目的としたような、中身の薄い作品が多いとは思いませんか?本来ならば、世界のヒステリックな状態を癒したり、心を落ち着かせる役目を担っているのが、芸術の世界だったりするはずのなのに。ここ数年でマンガの質が落ちたと思う。ヒステリックなマンガを読むと、余計ヒステリックになる気がする。ヒステリックな世の中だからこそ、その感情を煽る作品が売れているともいえなくはない。ヒステリーがヒステリックを呼び込む悪循環。それのどこが悪いのかと思う人もいると思いますが、それは間違いなんじゃないかと僕は思うんですね。ヒステリックな感情は、結果的にストレスしか生み出さない。世の中が、ストレスだらけになってるというのに、マンガがヒステリックな感情を倍加させていけば、この先、日本人はストレスの波に飲み込まれてしまい、今まで以上に自分というものを見失ってしまう気がする。自分の好きなように作品を作ってもらって、大いに結構なのですが、でも、作品を生み出す人は、常に人の幸せとはなんだろうか、生きる目的をなんなのかを観る(聴く)側に投げかけたり、ゆっくりと心を休ませたり、そして改めて生きる事の本質を問い直す手助けをすることこそを一番大事と考えるべきなのです。だから、今、昔のマンガ手塚治虫先生、石の森章太郎先生、松本零士先生の作品などが見直されてブームとなっているんでしょう。諸先生方の作品は、いつの時代も夢や癒し生きる事の意味を読者に与え続け、だからこそずっとずっと読み継がれていくのです。今の作品は、終わればそこで「リセット」、みんなそれまでハマっていた事などすっかり忘れ、次の似たようなキャラクターが出る、似たような作品に「乗り換えて」いくのです。それほど今のマンガは、心に何の轍も残さないのです。 何か心休まる素敵なマンガがあれば、教えてください。誰か癒して(笑)↑気が向いたら押してください。My追加