思いつき日記
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今晩の食卓は方言話で盛り上がりまして。
祖母と母親の会話の端々に出て来る方言の数々。 面白い。
とそんな中、母親がこんなことを言い出した。 小さい頃、作文を書く時にどうにもこうにも書けなくなる時があったらしく。
それはこんな言葉です。 「おどっつぁ(父親のこと)」 これは確かな表記なのかは実は分かりません。 どうにも表記するのが難しい発音なのです。
そんなことを話しているうちに私も小さい頃、作文を書く時に違和感が あったことを思い出しました。
そこから私は標準語と私の話している言葉の違いというものを理解していった のかもしれません。いやむしろ余計分からなくなっていったのかもしれない…
ほんとに、その昔、自分の日常使っている言葉を作文に書こうとすると変に なってしまいまして。標準語の表記と実際の言葉との乖離。
ここから導かれたのはわが地方の人達は小さい頃から頭の中で自動翻訳が なされていたのでは?ということであります。
例えばこんな会話文。 「遊びにいぐべっつったんだけどもー、いっきあえなくってよー…」 という方言丸出しの会話文を文章にする時に、 「遊びに行こうと言ったのですが、(偶然)会うことが出来なくてさー…」 と自動的に頭の中で翻訳していた…
よく考えると凄い。英語の同時通訳並み!
そういうことが自動的に為されてしまっている現実!
自分で「標準語との違いを分からない」というわが地方の人にありがちな状態は こういう小さい頃からの自動翻訳の積み重ねが頭の中であまりにも自然に なされるので何が標準語か分からなくなってしまっているのではないのだろうか?
これが今日気づいたことであります。これがわが地方に蔓延している方言を 方言とも感じない脳内麻痺症状の元凶なのではないのだろうか!
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