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2003年11月28日(金) どんなきれいな唄よりもどんなきれいな声よりも


私は常に「いやだよー現実だけはいやだよ−」と妄想の端につかまりながらやっと生きているのに、最近どういうわけかいろんな人に社会の実情をぐりぐり押し付けられてて1日に数度は「死ぬ・・・」とか思いながらも実際はぴんぴん生きててつくづくやんなっちゃうわけですが、今日は美輪明宏音楽会「愛」に行ってきました。

至上のエンターテイナー、そして芸人魂を見たような気がします。なんていうか、もう、どうやったらみんながよろこぶかっていうのを熟知してる感じがしました。
2部構成で、最初はマシンガントーク(これがまたすごい)に交えたオリジナル歌で、後半がシャンソンでした。オリジナル歌は「ヨイトマケの唄」しか知らなかったんですけど(しかも桑田佳祐バージョン) 想像していたのと違って、歌と言うより、感情を込めてセリフのように歌う感じで、新鮮でした。てか、「ヨイトマケの唄」は、ほんっとに、名曲ですな・・・歌詞もメロディも最高ですぇ。あー、感動した・・・。
トークも過激で笑えて時事問題かつ人生講座という感じで、おもしろかったです。個人的には、「人間ってほんとに変な生き物よね、そうじゃない?」と言ったときの口調とか雰囲気とかにほえ〜っとなりました。あ〜、私も数十年前の東京に生きて銀座のクラブに出入りしたりしたい・・・
後半のシャンソンはピンクのすっごいドレスに長いファーをもてあそびながら歌う感じで、遠くからでも超大粒のエメラルドが眩しかったです・・・。ふー、ちょっとでも気を抜くと、この人が男だっていうのをすっかり忘れてしまう。そして、シャンソンなんて普段聞かないけれど、男の声も女の声も若者の声も老人の声も思いのままに出していて、歌詞も日本語でわかりやすくて、すごく楽しめました。
で、アンコールも一風変わってておちゃめでかわいかったです。あれで68歳だよ・・・。どういうバイタリティーだ・・・。

次はお芝居が見たいなぁ・・・。春に「椿姫」やるそうだし、チケとれたらいいな。即完売っぽいけど。そういえば、3年前も「毛皮のマリ−」が見たかったんだけど受験でごたごたしてて取れなかったんだよな・・・(侘)

で、まあ、私は、会場でなんとなく「人生ノート」のサイン本買ったりね・・・。しょうがないよミーハーだから・・・装丁もすごいかわいかったし・・・

結論:やっぱ人生、愛と夢と歌がなくっちゃね☆☆☆ (ウワー)。


明日のサッカー優勝・降格決戦が楽しみだ・・・。
ジュビロFマリ、鹿レッズ、仙台大分、柏FCトキオ、どれ見たらいいのか・・・。



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