昨夜、極真カラテ VS K-1軍団の対抗戦が興行された。極真側が反則勝ちを含む全勝で幕を閉じたのだが、双方の大将戦、極真世界王者フランシスコ・フィリオ対K-1GP覇者レミー・ボンヤスキーの戦いは、真剣勝負のような緊張感が漂い、身を乗り出してテレビの放送を夜中2時まで見入ってしまった。私はテレビ欄でプロレスとかPRIDEとかK-1とか見つけると、その日はそのことで頭が一杯になってしまう。「絶対観たい」「早く観たい」と抑えられない感情がムクムクとくる。
抑えられない感情は他にもある。見るからに『仁義なき戦い』に出てきそうなお方が何名かまとまっていらっしゃると、絡まれたらイヤなのだがついチラチラと見たくなる。また、靴下を脱いで足の指の股に何かゴミが溜まっていると、手の指先でそれをとってついクンクン嗅いでみたくなる。前者を『怖いモノ見たさ』後者を『臭いモノ嗅ぎたさ』と言われているが、これも私の抑えられない感情だ。げに恐ろしき本能!
このふたつの本能は似ていて非なるモノである。前者は知人とか一緒でもコショコショとそのことを伝え、事態を共有化したくなる。後者は完全に固有化された行為であり、奥さんとかに見つかったらとても気まずくなる。そして奥さんの固有化された行為をこちらが発見するまで立場が微妙に弱くなる。
ああ今日は日中本当に暑かった。衣替えの前日なのに明らかに夏日だった。今夜は固有化された行為をするには絶好な日和なのかもしれないが、奥さんから家に着いたとメールが入ってしまった。おっしいなぁ・・・
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