モリハルゆ記

2004年06月14日(月) 携帯電話カメラ機能

 石神井公園前にある不動産屋さんのスペースに置かせてもらっているお仕事チラシをチェックしてから、バスを乗り継いで家に帰ってきた。石神井公園から阿佐ヶ谷、そして阿佐ヶ谷から渋谷行きのバスに乗って釜寺まで。バスに乗るの大好き!特に梅雨の合間、初夏の日が降り注ぐ中で、ちょっと視線の高い位置にある最後部の席に陣取って窓に流れる街の風情を眺めるのは、とってもイイ!

 いつからバス好きになったんだろう?幼稚園、小学校の頃は車酔いするから大っ嫌いだった。遠足とか修学旅行の直前になると、目的地には行きたいんだがバスに乗るとゲロゲロなんで、子供心の中でジレンマ(こんな言葉そのときには知らなかったが)に陥っていた。ところが中学校に進んだら、ゲロゲロがウソのように無くなってしまった。そうなると後部座席が最高なんだよね。

 阿佐ヶ谷駅前では暑い中、背中にシルク印刷してある原色のビニルジャンパー着た若者達がニコニコして手を振ったり、お辞儀したりしていた。今さっきまで、都知事の息子さんで現職大臣の杉並区民が演説していたみたいだ。渋谷行きのバス停留所前で、選挙カーを横付けして参議院議員立候補予定者の応援演説だったみたい。

 最後部の一段高い座席に座っていると、目の前の二人座席にその演説を支援していたであろうご婦人が二名着席した。バスに乗って料金200円払って私の目の前に座ってお互いの携帯電話出してそのカメラに写っている現職大臣を画面に出して、ずぅ〜っと話している。なんだか「ヨン様〜ぁ!」「海老蔵〜ぉ!」という雰囲気に似ていました。

 バスが動き出すと話題が現職大臣からお互いのお孫さんへスイッチした。ご婦人達は話題が豊富である。携帯の画面もお互いのお孫さんへ移行している。そのお孫さんの枚数がお二人ともこれまた凄い!ちょっと弁解したいのだが、私は覗いたり盗み聞きしたのではない。否応ナシに目と耳に飛び込んでくるのである。とにかくそのご婦人達、携帯電話カメラ機能、私より遙かに使いこなしていたね。はいワタクシ負けました。


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モリハル [MAIL]

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