モリハルゆ記

2005年06月19日(日) 意思伝達執行

 恒例の『書』教室。2時限目の授業は墨と筆を使った抽象画だった。しまった!私には絵ごころが無い〜!と、思いつつも、摂理に、正直に、自己の葛藤を表現した。
     

 一昨日、始めての経験をした。知り合いの依頼を受け、公証役場に足をはこび、彼の遺言が滞り無く執行されるための『遺書』に署名、捺印した。そう、遺言書作成に立ち会った。なんと遺言の証人だよ。ま、遺言文書の文字数はそんなに多くなく、B5サイズの『遺書』に推定14級の明朝書体で3頁分だった。だが、その遺言を口述してもらったら、彼の想いが込められた3頁だった。

 巷間、元兄弟横綱の確執が騒がれているが、まぁ、そんなに大したことないな。誰だって、ちょっと意見言えばひょっとしてまとまったお金が手に入るとしたら、実行するな。皆それぞれに人生があり、生活があり、家族があり、そしてお金が必要だってことだ。普通だな。いたって普通。

 公証役場では料金が発生する。そりゃそうだよね。人様の意思を伝えるという付加価値を生産しているからね。で、私の知り合いは\29,000-をお支払いになった。その根拠はなんなんだろうと、公証役場の事務所をキョロキョロしたら、ありましたよ。基本料金表が!わかった!大変よくわかった!公証役場の料金体系が。『遺言』を文書化する労力に順じているのではなく、相続財産に比例してるんだ。推定公証役場料金5,000万円〜1億円也!

 世の中知らないコトだらけだと思う。キョロキョロすると見えるコトもある。

 と、そうこう考えていたら、昨日の『書』教室でいいのができた。『彩』艶やかに!墨がいい匂いをかもし出してきた。

     


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