モリハルゆ記

2005年08月20日(土) 総選挙

 渋谷駅から渋66阿佐ヶ谷行きのバスに乗ると、私の家のすぐ近くの停留所まで運んでくれる。うだるような暑い日にはもってこいである。昨日も指定席である、最後部席右側(一段高い位置にあるし、道中日差しは左側から差し込むし、席を譲る可能性が低い)を陣取った。

 渋66は渋谷駅前のスクランブル交差点を抜け、西武百貨店のA館とB館の狭い道(なんとこれは井の頭通りなんだね)を左折し、肌もあらわなイケテル姉ちゃん達を縫ってLOFTを過ぎ、まもなくハンズだなという直前、角海老前の交番のところで急停車してしまった。あの角海老前の交番前にもかかわらず、堂々と駐車している軽トラックが邪魔で渋66が通れなかった。

 「通れないんだよ!」乗車するときとっても優しかった渋66の運転手さんが豹変した。「このバスは渋谷区役所前行かないんですよ〜あの新宿行きなんですよね〜スミマセ〜ン」「発車しますからお座り下さいね〜」と柔和な好青年が大手輸送会社の横暴を許した国家権力に牙をむいたのだ。「バスは普通車とサイズが違うのがわかんないんですか!」その気迫に交番勤務のお巡りさん4人が出てきて、一人はキーの付いていない軽トラックの運転席に座ってサイドブレーキはずしハンドルを握り残り3人で押し始めた。井の頭通りという名のその道はとっても狭い。お巡りさん達は体感温度40℃以上の中、紺色の制服に光反射ベストで装備したいでたちで、渋66が通過できるところまでひたすら軽トラックを押した。

 「暑い中ご苦労さんです」とお巡りさん達に一瞬同情したが、ちょっとまてよ!そもそも公共交通機関が通る道に軽トラックを駐車させた、角海老前の交番のまん前に駐車することを許したことがイカンのではないか。

 『構造改革』という言葉が浮かんできた。なあなあで許しちゃうコトってあると思う。そんな中で声を大にするものが現れる。ハイハイとその苦情を排除する。これでみんな満足!・・・ちょっと違うような気がする。お巡りさんと渋66の好青年とその乗客(モリハル含む)の時間ロスがあったもんね。

 そんなコトを胸もあらわな姉ちゃん達見ながら指定席でモリハル考えました。「9.11総選挙行かなくちゃな!」


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モリハル [MAIL]

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