モリハルゆ記

2006年08月21日(月) キレイ好き

 世の中には、担当のお客様が替わるたびに車を買い換えなくてはならないというお仕事がある。20代後半の若者は、1年前にドイツ製の新車を430万円で購入。不幸にも1年の間にモデルチェンジがあり、人気車種であった彼の車は古いモデルになってしまい、下取り相場は200万円まで暴落してしまった。イロイロかけずりまわり、なんとか230万円で買い手がついたがローンの残債は270万円。40万円の持ち出しは定期貯金をくずしてクリア。買い換える国産車はなんやかんやで260万円の価格。新たなローンの審査もおりそうだ!メデタシメデタシ!




 合計260万円の見積もり明細書を拝見した。最近はリサイクル料金が徴収されたり、オプションで見たことない費目がならんでいる。「『ボディー・コーティング 51,000円』ってナニ?」モリハルが購入するわけじゃないのだが、営業マンが丁寧に答えてくれる。「新車の段階でボディー・コートしてしまえば、あとは水で洗車するだけでワックス不要なんですよ。」260万円のローンを新たに組む若者が続く。「ウチの親父が、車のボディーにクルクル円をかきながらワックス塗っている光景、記憶にあるんですよねぇ。」今の若者は『クルマ命』と、汗だくになりながらワックスがけしないみたいだ。

 昔、ケンとメリーのスカイラインを中古で購入した。1週間に1回はボディーにクルクル円をかいてたと思う。もちろん、ワックスがけの前は自ら手洗い洗車をしてた。セーム皮でワックスを拭いたあとのボディーはシットリ肌になる。人間に例えるとハタチ前後って感じ。雨に濡れると、水滴が玉になり盛り上がる。コーナーを駆け抜けると、その水滴がツツ〜と斜めに転がっていく。「愛い(ウイ)ヤツじゃのう〜!」(注:この感想は当時ではなく、今振り返っての感想)

 愛車を磨いて大事にするって感覚は古いんだろうな。だけどキレイ好きだから、汚くならないようにすればイイ。なるほどね。「ヨッシャ!260万円で購入決定!」モリハル勝手に承諾しちゃいました。

 

 


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