今日の雨と風は凄かった。「本州南岸を東に進む発達中の低気圧の影響で、6日は各地で大荒れの天気となりました。」ニュース番組のキャスターがコメントすると、渋谷とか新宿で傘を必死で持つ画像が映し出される。

何故か自然の驚異を目の当たりにすると心が騒ぐ。神田川の水位が上がって猛烈に泥水が流れているのを見ると力強さを感じるし、ニュースで通行人の傘が「ガバッ」っと壊れるのを見ると「ようっし、いったぁ!」と握りこぶしを作ってしまう。不謹慎だと思うが、心引かれる。ついでに、人間の帰省本能が表れる、盆暮れ帰省ラッシュ映像も好みだなぁ。
仕事の帰り、まさにニュース映像をやってしまった。パソコンとか資料が満載された重さ5kgのカバンと、サミットで購入した鰹節パック、バター、焼きぞば等が入ったレジ袋を左手に持ち、下半身はビショビショになりながらも右手で傘を風上に向け、顔とできたら上半身を濡らすまいと必死に歩いていた。住んでいるマンションのエントランスに着いたとき、「やったね!」と気が緩んだんじゃないかと思う。見事にこけた!カバンとレジ袋放り投げた!

renomaの傘は、風雨とか雪ではなく、モリハルの体重で一生を終えた。
|