昼日中ひとりで家にいた。奥さんと娘の唯ちゃんは吉祥寺に遊びに行ってしまった。ここぞとばかりに禁断のお食事を作り始める。

以前のモリハル日記にも書いたと思うが、『ツナタマご飯』は大学時代、4年間続けた某シティホテル厨房清掃バイトの後で毎回食べていた。バイトのない日も毎夜アパートで食べていた。生卵かけご飯にツナと海苔をかけるだけ。簡単!美味い!飽きない!ときどき無性に食べたくなる。

今回の秘め事には、白菜入れ『サッポロ一番 塩らーめん』も加えた。モリハルのお袋さんは、本人認めてないが料理がけっこう苦手だった。その中で唯一モリハルの嗜好とバッチリ合ったのが、白菜入れのインスタントラーメン。お湯沸かして、きざんだ白菜とインスタントラーメンを放り込む、以上!煮込まれた白菜とインスタントラーメン特有のちぢれた麺が絶妙に絡み合う。モリハル大人になり、白菜と一番相性がいいのは『サッポロ一番 塩らーめん』だと確信する。
懐かしい味と過ごした夜、大学生の息子さんとお母さんにお会いした。息子さん、バリバリ体育会で普段合宿所生活をしている。盆暮れのときとか、年に数日しか家に戻らないらしい。
「高校のときまでは、朝起きないし、ましては家事なんか一切しなかったのよ。」
合宿所では、1〜2年生のとき先輩より早く起きて、先輩の分を含めて炊事、洗濯、掃除を行う。今3年生なので先輩の分はしなくていいみたいだが、自分のことは自分でやっているらしい。日焼けされた精悍な顔つき、まっすぐに座る姿勢、人の話をキチンと聞く態度、お母さんご自慢の息子さんだった。
「子供には旅させろって、こういうことなのね。」
そのときの味は将来の好みを決定するんだろうな。
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