モリハルゆ記

2006年10月22日(日) 緊張

 週末、大作に挑んだ。通常サイズの半紙に書くより、緊張するし、開放されるし、達成感がある。
     
     

 書き始めのとき、みんなの視線とデジカメのシャッター音が気になり、アドレナリンが噴き出す。

     

 そのうち、上手く書こう、見てくれ良くしようという、たがが緩んでくる。どこで終えたらウケルんだろう・・・それが最大の関心ごとになり、意を決して掲げたとき、「おあいそ〜っ!どうよ!」って感じになる。

 翌日、モリハルが大作に挑むより、さらに日々緊張しているであろう方にお会いした。放射能が身近にある特別区に、お仕事として日々接していらっしゃる人だ。

 「防護服三重に着て、作業する時間は5分が限度なんですよ。」

 先日TVで観た『U-21』を思い起こした。旧ソ連が、大陸間弾道弾積載した原子力潜水艦の試験航海で放射能漏れを起こすということを扱った映画だ。艦長であるハリソン・フォード、『インディー・ジョーンズ』より緊張していたと思う。

 「特別区に入れることを許可する磁気カードに磁石をくっつけちゃうと、出口でカード読み込ませても、制限時間の5分過ぎても作業現場から出てこない奴がいるって、管理室で大騒ぎになっちゃうんですよ。」

 同僚の磁気カードに、ホワイトボード上のマグネットをヒョイとくっつける悪戯をするみたいだ。なるほど、人間極度に緊張すると、何か面白いことしちゃおうっていう性が芽生えるんだろうな。


 


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モリハル [MAIL]

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