母は子供を2人亡くしている。 ひとりは1歳、ひとりは8ヶ月の時。。 二人とも男の子。 二人とも医者の処置が間に合わなかった。。。
こんなことが続いて起きたので 母は田舎の“占いのおばあちゃん”に みてもらいに行ったのです。
今から50年以上前のこと。
そのおばあちゃんはこう言ったそうです。 「今度生まれてくる子供は女の子で、必ず育つよ」
そしてそれが私。。。 母は、私の亡くなった兄たちの 無念を晴らすため(?) 私がもの心ついた時から
『医者になって、人を助けてあげて。。。』
そんな母の期待を一身に受け 一心不乱に勉強、勉強。
そう、私の夢は医者になることでした。 もちろん、ある種のステイタスにも 少し憧れがあったけれど。。
貧しい人たちを救う赤ひげ先生のような医者が 私の理想でした。
いつも優しく、人々の話を聞いて 人々に希望を与え、人が自分自身に 素晴らしい価値を見い出す助けになって 薬ではなく、人が自分自身で治していく手伝いをする。。
医者にはなれなかった。。 でも、20歳の時、気学の先生に偶然出会って、 そして、今がある。 薬を使わない“心の医者”になれたのかもしれません。
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