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■ 『罪人』かもしれない、と言った貴方
今日ご主人様は、先月のはじめに別れた彼女と 会っています。彼女は私とも知り合いです。
ご主人様がその彼女と別れた後も、 メールなどを交わしているのは知っていた 私も、そうあることを望んだのだから...
彼女とは「友達」だから...
ご主人様もそう言ってくださってた。 私は、その言葉を信じ続けていた
その、「友達」であるその子と 今日はホテルに泊まる...かも知れません 前の晩、聞いたとき耳を疑った
前の晩...メールのやり取りの中で
(彼女)をどう見ればいいか判らない
と、返してきたご主人様に対して、私は送った
----------------------------------------- 肩書きが無いだけで関係は変わってない... 私が(ご主人様の本名)さんがどうあっても 気にする権利なんて無いものね。 ヘコんでるほうがおかしいよね。 「かわらない」事を彼女にわかってもらうなら、 別に泊まったらいいじゃん。 体重ねたらきっと後悔するけどね ----------------------------------------- でも、体重ねたら、彼女のほうにいくんだろな -----------------------------------------
言い捨てるように、私はそのまま睡魔に身を委ねた
そして、今日... 朝、何気ないメールを一通送るが返信なし。当り前か... 怒ってるだろうしな... むしろ、心のどこかでご主人様に嫌われてしまえばいいと 思っていたのかも知れない... 夕方... かなり確信犯で、今日ご主人様が例の元彼女と会ってる 場所の近くに行った。元々、買い物の予定をしていたの だけど、別にわざわざここまで来る必要も無かった事だ。
ご主人様が必ず行く喫茶店の前を歩いて、私は目的地へ。 窓の外を見たら私が歩いてたら驚くかな...と思ったから まぁ、2人を見つけられなかったのだけど...
なんだか、すごく自分が虚しかった... 何やってるんだろうって...何、考えてるんだろうって... そんな...自分が嫌でイヤで、たまらなかった そして目的のものを選んでいる間に、一通メールを送信した
----------------------------------------- あたし...
捨てられたいのか
捨てられたくないのか
わからないや... -----------------------------------------
どうせ...返信なんてこないだろうと思った... あの子と会っているのだから...
そしたら、10分後...電話が鳴った
普段は、自分から鳴らすことが少ないご主人様が 私相手に電話をかけてきた... 少し戸惑ったけれど、電話に出た 「あんなメールを送ってくるから...」 ご主人様は彼女を喫茶店で待たせて私に電話をかけた のだと言う...。信じられなかった...
ご主人様に今、一番近いのは彼女ではなく私だと... 本当なら自分もここから逃げ出したいのだと...
電話のむこうでご主人様は言った... 私はちょうど目的地から駅に戻ろうかと思った所だった ご主人様がかけている場所の近くも彼女の待つ喫茶店も 通ることになる...。
会いたい...会いたくない...
気持ちが葛藤した...。けれど、私は会いたいと言った ご主人様は、少しだけだと言って聞き入れてくださった
少しだけの時間... ご主人様は真っ先に頭を撫でて下さった 本心と...強がりが私の中でぐちゃぐちゃになってく 涙が出そうになるのを必死でこらえ...そこに居た 「約束するよ... 泊まることはあっても...寝たりはしないから」 強がりが、私の前に出てきた 「じゃあ、私は貴方と彼女が『友達同士』だと思わない」 「肩書き、つけたらいいんだ...」 ご主人様はため息を吐くと 「彼氏になるつもりはない...」 「枷夜は私の...たったひとりの奴隷だよ」 「私のもので居てくれるかい?」 私は頷いた... ご主人様は優しくキスをした
帰り道...また1通メールを送った その返信は... ----------------------------------------- 私は枷夜の主人でありたい
枷夜...私は罪人かもしれない
それでも、私のもので居てくれるか
答えは日記に... -----------------------------------------
ご主人様... さっきまで、答えを書いていました
でも、消します ここに書いた思いは...あなたには伝えないことにします
ただ... あなたは罪人じゃない...
むしろ、罪を犯しているのは私のほう
約束は、守れそうにありません...
2002年07月13日(土)
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