せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2001年12月28日(金) 「gaku-GAY-kai2001」

 9時に劇場入り。
 さくさくと仕込みの予定が、いろいろとトラブルが続いて、なかなか始まれない。
 それでも、なんとか、昼過ぎにリハがスタート。
 フライングステージの「贋作・犬神家の一族」は、とりあえず通してみるという、例年通りのリハ。
 何とか終了。
 他のグループも予定通りリハーサルを進行。
 去年に続いて同じ会場なので、みんなも勝手がわかってるせいで、さくさく進む。
 と、マットーニャ・ウメさんが、渋滞で遅れるとの連絡が……
 去年も、結局、リハができないまま本番突入だったので、今年はそんなことがないようお願いしてたんだけど……
 結局、今年も、リハ無し本番になってしまいました。
 なんだかんだと開場がとっても遅くなって、せーので開演。
 僕は、「贋作・犬神家の一族」のオープニング、客席からスライドを投影(?)する。
 市川崑の「横溝映画」ってタイトルが、すごい字で出るじゃない?
 あれをそっくり真似してね。
 打ち合わせでは、ブースからってことだったんだけど、今日来てみたら、客席からということに急遽変更。
 他にできる人がいないので、僕がやりました。ドレス着たままで。
 テーマ曲にあわせて次々スライドをチェンジしていって、全部おしまい。
 大急ぎで舞台袖に戻って、僕の芝居は、始まった。
 例によって、初めて台本を離しての芝居は、とっても身軽。人のこと見てなくていいし。
 途中、何度か「!」なところがあって、相手役をびっくりさせる。フッチー、ごめんね。
 細かく仕込んだネタもきっちり当たって、いい気持ち。
 ただ、青沼菊乃をいじめるところで、「あ、こんなところに真っ赤に焼けた焼け火箸が!」とうセリフを忘れてしまって、その段取りがそっくりカットに。またしてもフッチーごめんなさい。
 袖に引っ込んでから、気が付いて、あたふたしてしまい、今着替えた衣裳(紫の着物)を元に戻すのを忘れてしまう。
 って、それに気が付いたのも終演後だったのよね。
 でも、お客様の反応もとってもよく、楽しくできました。
 続いて、「ポエトリーリーディング」
 gaku-GAY-kaiならではってかんじの渋い演し物。
 今年もいいかんじでしたわ。
 「ひらりんのガラコンサート ガタメタに鐘は鳴る」。今年は、なんと、ハンドベル!
 ひらりんは、カネゴンの着ぐるみ(ていうかマスク)をかぶっての熱演。
 鐘を鳴らすからカネゴンなのね!と気が付く。
 それにしてもすごいわ。
 どうして持ってるの、ハンドベル?
 曲は、「千と千尋」から「もののけ姫」、そして、「ヴィレッジピープル」のメドレーまで。
 去年のピアノもすごかったけど、今年も感動させていただきました。
 「ジャスミンズ」。
 ジャスミン、エンジェル、メイリーの3人が、トリサワさんのプロデュースで2曲。
 よくって、びっくり。
 すっごいかっこよかった。
 「キラ・ド・モントルイユ」
 メーク前のキラ・ド・モントルイユさまを見て、僕とマミーは「マギー・スミスみたい!」とか言ってたんだけど、メークしたお姿はまさにコーちゃん!
 「人生は過ぎゆく」はほんとに涙涙でした。
 僕はリハを見て泣いて、また本番でも泣かされてしまいました。
 客席の一番後ろで見てたんだけど、みんな「熱狂」しててね。
 となりにいたヨシオもすごいことになってた。
 僕も、「キラ!」とか「ブラボー」とか言っちゃったし……
 いやあ、すごかったわ。
 次のマットーニャウメさんが、トラブルで途中で終わってしまって、一休み。
 最後にもう一度やりましょうということに。
 休憩明けは「The First Class」。
 渋いアコースティックな歌。
 とってもライブハウスなかんじ。
 こたくんのMCもほのぼのとした味わいでとってもグッド。
 「ジャスミンズ2」は、ジャスミンさんといっこうちゃんの2人組。
 女装して踊るいっこうちゃんが超イカス!
 「こういう女性ダンサーいるいる!」ってかんじ。
 ジャスミンさんは、こっちでもとってもいいかんじ。
 ナイス、アプローチだったわ。
 「ななこなでしこ」はエスムラルダさんのショー。
 ダンサーの男子4人を引き連れて、豪華な構成の「八百屋お七」をもとにしたお話が繰り広げられる。
 色とりどりの小道具もたくさん出て、とってもにぎやかな楽しいショーでした。
 「ソロダンス」はますだいっこうちゃんのパフォーマンス。
 音楽なしのこれまた渋い構成。
 今年もまた大活躍、お疲れさまでした。
 で、さっき中断してしまった、マットーニャウメショーをもう一度。
 スチュワーデス姿のエンジェルとメイリーが登場したり、影絵を使ったりのにぎやかな盛りだくさんなパフォーマンス。
 僕は、舞台裏から見てたので、違ったおもしろさがあったかな?
 で、「ジオラマ・マンボ・ガールズ」。
 今年は「笠置シヅ子特集」、「コンガラガッタコンガ」「黒田ブギー」「エッサッサマンボ」の三曲。
 ベリンダ弦本がつくってくれた豪華な衣裳&足袋ブーツがとっても楽しい。
 最後に全部の出演者が舞台に登場して「サヨーナラ!」と手を振っておしまい。
 わあ、終わったわ。
 終演後は、例によって、大忙しでお片づけ。
 舞台に貼ったリノをとめたテープのノリがリノにくっついてしまって、お客様にも手伝ってもらって総出でふき取り作業。
 ほんとに感謝だ。
 それが10時半過ぎに終わって、打ち上げの会場へ移動。
 僕は、マルゴリータ奈須の家へ、持ち帰りのゴミと荷物を持って、移動。
 11時過ぎに合流。
 にぎやかに飲む。
 飲み放題タイムが過ぎて、いったんお開き。
 僕は、ふらふらとタックスノットへ。
 先に来てた、面々と再会して、結局朝までコース。
 今年は飲んだくれて正体をなくすこともなく、無事に帰宅。
 爆睡。


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