せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2002年02月15日(金) |
こんにゃく座「オペラ MAGAIMON まげもん」 |
こんにゃく座のオペラ「MAGAIMON まげもん」を見に本多劇場へ。 鄭義信さんの脚本・演出。 オトモダチのカワくんが出演、全12回の早変わりということでかなりワクワク。 人間の娘に恋をして狸の里を逃げ出した狸の若者が、その娘の敵討ちの手伝いをする……という物語。 舞台の真ん中に大きな太鼓橋のセットを組んで、ぐるぐる回して場面を転換。 旅の一座が演じる一夜の舞台という外枠の仕掛けも楽しく、にぎやかもりだくさんのそれは楽しい2時間半だった。 オペラの歌い手さんたちが「一ヶ月練習した」という三味線を弾きながら、ピアノの伴奏で歌ってるっていうのは、やっぱりとってもおもしろい。 カワくんは、ほとんどドラァグクィーンの女形として風呂屋ののれんをくぐって登場したり、殺し屋でチャンバラをしたりと大忙し、媚薬で大暴れの馬のダンスもいかしてたわ。 休憩時間、ロビーに出たら、なつかしい人と再会。 高校時代(!)の知り合いの先生(なんか説明が難しいね)のイチノキさんだ。 僕は東京の下町の高校の演劇部出身なんだけど、彼は、同じ地区(!)の違うガッコの演劇部の先生。 卒業してからもなんだかんだと仲良くしてて、一緒に芝居を作ったり、一度は出演をしてもらったりもした。 今は、東京都の高校演劇連盟のおエライさんだ。 「なつかしいねえ……」という話と近況報告をいろいろして、「ねえ、イチノキさんって、あの頃いくつだったの?」と聞いてみる。 と、20代後半だったと判明。 そうだ、そうだったよねえ……と納得しながら、しばらく会わないうちに、僕が当時の彼の年齢をとっくに追い越してることにショックを受ける。 イチノキさんは「久しぶりに会った相手が、当時の自分の年を追い越してるとなんだかほっとするんだよね。ラクにしゃべれるっていうか」と言う。 うん、それはあるかもね。 電話番号を交換して、別れる。 終演後、カワくんと挨拶して、別れる。 一緒に舞台を見てたオノサカくん、ナカムラくん、トドロキ嬢、タカヤさんたち&いっこうちゃんは、飲みに行き、僕は、さくさくと帰ることに。 タックスノットにちょっと寄って、久しぶりにマサルくんやらセツオやらと盛り上がる。
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