せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2002年05月05日(日) デレク・ジャーマン イメージガーデン「You know what I mean」

 イメージフォーラムで開催中の「デレク・ジャーマン イメージガーデン」でデレク・ジャーマンへのインタビューで構成されたドキュメンタリー「You know what I mean」を見る。
 上映の前に、トークがあって、今日のゲストは篠井英介さん。
 「デレク・ジャーマンがすっごい好きという訳じゃないんだけど……」というスタンスでのとってもフランクなトークでした。
 篠井さんと何となく目があって、何となくなご挨拶。
 途中からは、客席の「デレクファン」な女性をステージに呼んでのトークに。
 デレク・ジャーマンについてよりも、篠井さんの話がいっぱい聞けて、とってもおもしろかったです。
 客席の女子もあらかたは「デレク・ジャーマン」のファンというよりも「篠井さんのファン」というかんじで、みんなで「むずかしい映画(?)」をがんばって見るというノリが何ともほほえましかったです。
 「You know what I mean」は、89年に撮影されたドキュメンタリー。
 僕は、ほとんど「義務」のように「デレク・ジャーマン」の作品を見てるんですが、ほんとにおもしろいと思って、全編を(ここがポイント)見た作品ってそうはないんですよ。
 一番好きなのは、「エドワードセカンド」だし、あとは「セバスチャン」とかね。わりとドラマがちゃんとしてる方がおもしろいと思ってしまう。
 やりたいことはわかるし、とっても共感できるんだけど、「わあ、おもしろい!」っていうふうには見られないかんじ。
 でも、自分がゲイであり、HIVポジティブであることを、表現の土台にきっちり据えた彼の作品は、見るととっても僕を勇気づけてくれる。
 今日の「You know what I mean」は初見。
 いつも作品の中で語られてたデレク・ジャーマンの言葉(?)が、ほんとに彼の口から直に聞ける。これが一番よかったかな。
 僕は、とってもイカツイ人という印象があったんだけど、「You know what I mean」での彼はとってもチャーミングで、生き方について、とっても迷っていて、なんだかとっても近しい人になった気がする。
 「自分がゲイであるということを受け入れてから、何をやればいいのかということが、ものすごくはっきりした」という言葉がとても印象的だった。
 今日の往復は、しっかり自転車。
 高円寺〜渋谷は、ほぼ1時間だということが判明。
 一番の「近道」ていうか、「疲れない道」は、青梅街道を新宿まで、それから明治通りをまっすぐというのが、正解っぽい。
 「陽気な幽霊」の本番の「ウィメンズプラザ」も、今日のイメージフォーラムからは目と鼻の先。
 自転車通勤も可能かな? って、梅雨入りしたりしてるのかなあ?
 こないだまでは、とってもきつかった坂道が、いつの間にか、さらっと通っていけるようになってる。
 トレーニングの成果か?
 っていうか、ツラくても漕がないと帰れないっていうのが、ポイントかな。
 間違いなく、30分以上の有酸素運動はできてるかんじ。
 心なしか、脇腹のお肉もすっきりしたような。心なしかですけども……


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