せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2002年06月15日(土) 千秋楽

 10時入り。
 今日は、杉本さんの取材がずっとある。
 「密着!」ってかんじなのかしら?と思ってたら、それほどでもなくてほっとする。
 Aプロの千秋楽は1時開演で、今回初のマチネ。
 このホールは、外の光が入ってきてしまうので、その漏れをふせぐのがほんとに大変。
 サッコさんがいろいろ工夫してくれた。感謝。

*ここまでが6月に書いてた日記です。
 ここから後は、今思い出してる「まとめ」ってかんじ。

 昼夜とも、大きな事故もなく終了(したと思う)。
 どこで飲むの?ってかんじの渋谷なんだけど、「がんこおやじ」という居酒屋さんで打ち上げをしました。
 その後はどうしたんだっけ?
 音響の亜弓ちゃんと遅くなって合流して……というような記憶があるんだけども。
 終わって、三ヶ月が経った今(!)、よくあんなに動いたもんだわとしみじみ思い出してます。
 それでも、初演に比べれば全然なんだけど。
 これが最後と思ってたこの「陽気な幽霊」ですが、もしかしたら、これから先も、ごまかしごまかしやれるかもしれないな、そんなことを考えてます。
 ほんとにおとぎ話のメルヘンのようなこの芝居が、僕はやっぱりとても好きです。
 この9月に東京レズビアン&ゲイパレード2002の実行委員長をしながら、僕は時々この芝居のことを思い出してました。
 パレードの当日、それまでの大雨が嘘のように晴れた、青い空を明治通りから見上げながら、この空のどこかにきっと、今の僕たちを見てくれてる人たちがいる、そう思っていました。
 何度も再演を重ねられているというのも、この芝居のとても幸せなところだと思います。
 いつも、ぎりぎりで仕上げる芝居の登場人物はなかなか、僕という個人を離れていきませんが、この芝居の中の「霊ちゃん」は、勝手に一人歩きをしているような気がします。
 またいつか会えるといいな。
 そのときまで、現役の動ける役者のカラダをキープしたいなと思いつつ。

 「陽気な幽霊」の上演台本は、近く(10月中くらい?)に、HPにアップしたいと思います。
 舞台写真も合わせて公開したいと思いますので、どうぞお楽しみに。


   


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