せきねしんいちの観劇&稽古日記
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台本のことをあれこれ考えるのに、僕は、よく夜中の街を歩く。 もともと歩くのは好きなんだけど、部屋でじっとしているとだらだらと眠ってしまいそうで、おもいついたことをぶつぶつしゃべりながら、歩きまわっている。 夜空はいつの間にか、すっかり冬向きに模様替えだ。 オリオン座が、高く、きれいに上がってる。 天気のいい、夜明け間近には、流れ星がいくつも落ちてくる。 願い事を言おうとするよりなにより、流れ星を見た!ってことがうれしくて、もう満足している。虹も稲妻も大好きだけど、流れ星の方がやっぱりうれしいのはなんでだろう。 一つ、見つけると、つい空を見たまま立ち止まってしまう。怪しい人になってしまうのはマズイので、僕は、この頃、上を向いて歩くのがうまくなったかもしれない。
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