せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2003年05月27日(火) トレーニング 

 トレーニングは、ほんとにひさしぶり。
 きっちり、「Four Seasons」のキャストがそろった。
 いつもの基礎トレも、身体がおどろいてるかんじがしてる。
 みんなもそうだったんじゃないかな?
 小林くんは、初「外郎売り」に挑戦。
 後半は、新訳が出た「ハムレット」の三幕一場、ハムレットとオフィーリアの「尼寺へ行け」の場面。第四独白から始まって、一人残ったオフィーリアの独白で終わるところを読んでみる。
 とってもいい訳だと思う。声に出して「?」と思うところがひとつもない。
 最初にみんなで読んだときは、もう「手も足も出ない」というかんじ。
 途中から二人組に別れて、じっくりやってみる。
 僕はのぐとのチーム。
 戯曲が要求するモノがほんとにたくさんあって、いくらやってもやりきれないというかんじ。
 「Four Seasons」の稽古が始まるまでの来週いっぱいまで、この場面をやってみようと思う。
 みんながあんまり「台詞をしゃべることにいっぱいいっぱい」なので(特にマッスー)、ふと、トレーニングがないと、普段ってあまりしゃべってないんじゃないの?と聞いてみる(特にマッスー)。
 マッスーは、仕事が変わって、実際、あまり人としゃべらなくてもいい環境になってる。一人暮らしも始めたしね。
 「一人暮らしだと独り言って言わない」ってノグが聞いてたけど、マッスーは隣に悪いからって、声ひそめてしゃべってるくらいだからね。
 いろんな宿題を出しておしまい。
 ようやく雨が上がった道をおしゃべりしながら駅まで歩く。
 マッスーは、久し振りにおしゃべりできてることがうれしいのか、「おしゃべりしたい心」に火が点いたのか、すごい勢いでマミーと盛り上がってる。どうやら、イケてる男子の話らしい。
 そんな二人を早瀬君と後から見守りながら、「あれって、どこかできっと力つきて、ダウンするよね」「しゃべりすぎて反省モードに入りそうだよね」と話す。「どこで落ち込むか賭ける?」ということになり、早瀬くんは「三軒茶屋のホーム」、僕は「渋谷駅のホーム」ということに。
 三軒茶屋から乗った田園都市線の中で、ふと、静かになってるマッスー。
 「どうしたの?」と聞いてみたらば、「反省してる……」と。
 早瀬くんの勝ち。わかりやすすぎ!


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