せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2003年09月15日(月) 札幌(3日目)

 朝早く旅館を出て、一日、あちこち移動しながら台本に向かう。
 でも、この頃の調子の悪いマックのバッテリーがみるみるあがってしまう。
 電源のあるところを探したのだけれど、うまく見つからず、途中からノートにメモするやり方に変更。
 体中を虫にさされている。たぶんダニだと思うのだけれど。
 特に左腕がものすごいことなっている。昨日買った薬を塗っても、痒さはおさまらない。
 きっかけは、行きの飛行機の毛布だったかもしれない。でも、そんなことあるんだろうか。タイミングとしてはそうとしか考えられないんだけど。
 円山公園にあるマルヤマベーカリーでパンを買う。
 「ゴッホからの最後の手紙」の稽古で札幌に一ヶ月滞在したとき以来、札幌に来るたびに寄るパンやさんだ。駅の地下にある「BOYS BE」というコーヒーやさんもお気に入りだ。
 千歳に早めに行って、おみやげを選んだりして、時間をつぶす。
 飛行機は21時25分発。こんなに遅い便は初めて。
 4FのラウンジでアイスコーヒーのLサイズを頼んだんだけど、席に運ぶ途中で、うっかり倒してしまって大惨事に。シャツもおみやげもコーヒーにまみれてもう大変。
 ようやく片づけてから、今度はビールを頼んで「落ち着かないと……」と座ってたら、昨日のアフターパーティで会い損なったミオちゃんとナヤさんに発見される。
 今日は何してたのとかそんな話をひとしきり。彼らは9時の飛行機なので、一足先に出ていった。
 9時過ぎにみんなと合流して、機内へ。窓際の席で、夜景がとってもきれいに見える。月がずっと見えているのが不思議なかんじだった。
 羽田に定刻の22時55分について、あとはダッシュしてモノレールに。乗り継ぎに気をつけないと帰れなくなってしまうので。
 モノレールの中でさっきまで一緒だった伏見憲明さんにまた会う。隣に座ってしばしおしゃべり。
 伏見さんは、先日、初めて書いた小説で「文藝賞」を受賞したばかり。カミングアウトしたゲイの作家が誕生したことがとってもうれしい。作品は10月の頭に発売される「文藝」に掲載されるそうで、今からとても楽しみだ。
 浜松町で伏見さんと別れて、JRへダッシュ。その後の乗り継ぎもうまくいって、となりの北越谷までは来ることが出来て、あとはタクシーで帰宅。
 きっと蒸し暑いはず……と思ってたんだけど、そうでもない。窓をきっちりしめて、どんと眠った。


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